◯◯さん、外線2番にお電話です! - 電話対応のデザイン③ +
オフィスワークの経験があまり無いという方には馴染みの薄い話になるかと思いますが、今回は、職場での固定電話の取り次ぎに関する話題です。
※今週、事務所での仕事ぶりに関する題材を再掲していきます📖
ごく一般的な「所属部署メンバーがデスクを並べて”島”を作って事務仕事をしている~共用電話が頻繁にかかってくる」という体制は昔よりは減ったのだと想像します。各員の座席を固定しない『フリーロケーション』の導入もあるかもしれません。が、意外と『昔ながらのスタイル』もまだ残存していると見聞きしたこともあり(思いを馳せながら🤣)幾分”旬”を逃した以下のような懸案をお示しします✍
◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆
『◯◯さん、外線2番にお電話です!』
ドラマや映画でも時々見られるシーンでしたね😏
一般的には、【複数人でデスクを並べて1人1台の電話機があるようなオフィスワーク💻】を経験した人であることが、まず第一の条件になるのかもしれません。
家庭用☎とは違って、会社では回線が複数敷かれています。代表番号は1つですが、それが使用中にはまだ空いている別の回線を伝って、という感じでしょうか。
シーン例として、まず外線電話が掛かってきて話してみると他のメンバー宛だったので取り次ぐ場面 --- 『Aさん、外線2番にお電話です!』 。
前述したように、回線が複数あるので、当該通話が"2"経由であることが意味として含まれています。~そして、Aさんの手元の電話機では、"2"のボタンが〔保留中〕を表すサインで光っているわけです。("1"は使用中の色、または点滅ではなく点灯中)
イメージできますか?
つまらない前振り的な指摘をしますと、このような場面では、
「いちいち"2"だと伝えなくとも
そのボタンが点滅しているので
見りゃわかるのでは?」
という… 複数回線が盛んに活用されていて限定しなくちゃ!な状況でないにもかかわらず、です。少し笑えます😂
※丁度のタイミングで他の着信に使われた等、隣りのボタンとは表示(光り方)が異なる仕様が施されていたり、製造者によって工夫されていることへの”気付き”力も鍛えよう💪
本題に戻しますと、上述のAさんの立場の続きで、光っている"2"のボタンを押すことで、回線を〔指定〕して繋ぎ、会話を始めるわけですが、その、
とでは、どちらを先にするのでしょうか?
--- 推測するに、②が多数派であるような気がします。
どちらが多いか、は実はどうでもよいのです。
②の受話器を上げてからボタンを押す👇を習慣にしてしまうのは危険かもしれません。
もちろん、あらゆる電話機の仕様が均一であるわけないのでしょうが、
【ちょうど新たな着電中であれば②によってそちらの回線に繋がる】
ものがあります。
そのように優先度が設定されているケース(機種?)です。
ともすれば、もし、②⇒①の順で操作した場合にどのような事態になるのでしょう…🤔
この流れで①を押した瞬間に、
◆〔受け継いだ電話〕の方には(意図する通り)出ることができます
が、
◆〔新たな着信〕の方は切れてしまう
のです。
自分が掛けて(相手を呼び出して)おいてすぐさま切ることを通称”ワン切り”と言いますが、それとは似て非なる《立場逆転版》をやってのけることになります🙉
◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆
立場を置き換えます☝
皆さんの過去の経験を遡って、会社などに電話した際『繋がった後にすぐに切れた』という困惑事例はありませんか?それはもしかしたら上記の所為(=不適切な操作方法)の結果なのかもしれませんよ⚠
コミュニケーションにおいて、今や音声通話の全盛期は過ぎましたが、最も成熟期の頃に、上に紹介したような”不手際”が密かに発生していた --- というのは、かなり少数派の電話機設定に限定的であったのだ、と信じたいです😒
~同時に、そのような事象の発生に”気付けない”体質や環境というものには危機感が…😨
『問題に対する不認知』のうちの最も酷い一例ですね🚫
#デザイン思考 #本質 #合理化 #業務改善 #デザイン #コラム #最近の学び #仕事について話そう #毎日note #目的 #工夫 #仕事 #電話 #回線 #外線 #転送 #操作 #順序 #ワン切り #不手際 #仕事のコツ