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貨物の配送時破損を減少させる工夫 - 自転車の例 +

先日、仕事現場にて後輩が💻
情報が盛り込まれた資料上で、「一部の重要項目を(マーキング/色付けすると)それ以外が埋もれてしまい見にくくなる」という、〔副作用〕の存在への意識が高まっている⤴ことを感じさせる発言をしていました👍
当方の”草の根作戦”が奏功しているのかもしれません。

 

 テレビで紹介されていた”工夫”について、少し考えてみる💡の回です。
 
 オランダのある自転車メーカー🚲は、工夫施策により【破損によるクレームが80%減少⤵】したそうです。その内容とは『梱包外装(段ボール)にテレビ📺のイラストを描き足し、貨物の内容があたかもテレビであるかのような”カモフラージュ”を施した』というもの。

 「中身が精密な電化製品である」と思うと、取り扱いが慎重になる、という心理効果を誘うものである、と説明されますが、「確かにそうかもしれない」とイメージしやすい例ではないでしょうか。

 

 でも、はたしてこれは…😌

 いつも本ページに興味をもって目を向けて頂いているいただいている貴方は、まさかとは思いますが「秀逸な対応👍」なんて絶賛していないですよね?

 

◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

 

 やはり真っ先に気になるのは

「副作用的な要素は無いのか?」
「他への”とばっちり”は?」

という点です。

 

 外国メーカー品の例です。ということは現地の低品質な輸送サービスを行う業者範疇での出来事(破損)なのでしょうか…「全ての貨物を丁寧に扱う」ということが出来ないのか否か、という命題に関しては、「そんなはずはない」との見地です。とキチンと前置きをした上で☝

 「80%減少」という報告が真実であり、そのbefore-afterの変化が当該施しに拠るとの因果関係があると結論づけられた、という前提に立つならば…。あらゆる荷物がある中で、このような”騙し”が表示されていないままの他の段ボールは「”ぞんざいな”扱いをされてしまう」という事態は想像できませんか?

 
 
 すなわちこれもまた、荷物間の『選択的注意』ではなかろうか。
 自己の利益において【特別待遇】を受けようとすることはすなわちそれ以外(=他者)の貨物が対称的な【冷遇】を被る、ということを意味します。

 その先で、じゃあ、あれもこれも、と似たようなカモフラージュ塗れの貨物群になっちゃうのか!?という話にも繋がります。

 

 そんなシナリオは「あり得ないだろう」という結びにもっていくのは今回の起案の意図ではなく、やはり

【『注意』を高めるということはほぼ必然的に『不注意』をも生む】という心得を持ちましょう

という呼び掛けです(^^)/

 

《オマケ雑学☝》
◆白い箱だと軽いと感じる、 らしい
◆二個積み重ねる時は、重い方を上側にして持つ方がよい
◆重い物を持ち上げる際は、〔腰の位置が高いままで前屈み〕ではなく〔しゃがんで腰の位置を低くして〕で腰痛防止🏥

 

*** 『選択的注意』とは、〔注意〕という概念における『トレードオフ』の関係を表している、とも言えます☝  ~詳しくは過去稿をご参照ください

 

※《選択的注意⑤》としての記事でした📖


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