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模倣/受け売り/『元祖』のデザイン
大谷翔平選手の『目標達成シート』
というものを見聞きしたことはありますか?
~3x3の9マスの中(最大の位置付けを中心に/その他関連を周囲8マスに)事項が書き込まれてあり、さらにその8つの各項について外側に3x3の9マスへと拡張思考していって… という感じのもの。
大きな目標を掲げ、それを実現するためにいかなる努力も惜しまない。これまで長年続けてきて、今もこれからも成長し続けている姿は日本やアメリカを初め世界中の誰もが知るところ、とは過言ではないかもしれません。
ここでも「知ったかぶり」はいけませんね。
あれほどの活躍をし/成果を出し続けるアスリートというもの、さぞかし・・・という素人側の立場を弁えた〔想像〕に留めておきましょうか🤔
その姿は、野球少年のみならず、子供世代にとって模範とすべき要素が多分にありそうです。それこそ、挙げだすとキリが無いことでしょう。
彼の〔努力〕に関する話題になり、詳細に触れる場合に時々話題になる”モノ”。冒頭で挙げた『目標達成シート』と呼ばれることが多いようです。
そして、この話題を展開する折、つまりメディアで採り上げられる際に『大谷翔平選手が考えた』というニュアンスで報じられたり、あるいは私たちの会話の中で説明が添えられたり、と見聞きして認識している人も居るのではないでしょうか。この表の存在。
実際は、〔考案した〕ではなくて〔活用した〕、という説明になるのですが、なんだかそこかしこで『オオタニさん発案であるかのように』なってしまっているのが気になります。
では、実際の「成り立ち」はどうだというのか。
この手法は、彼が高校球児の時に取り入れたということで、所属していた花巻東高校野球部の監督からの指導の一環である、ということらしく…。
「言い伝え」の独り歩き。何だか微妙ですね😩
叶えていく本人には感銘を覚えるわけですが、自らが生み出したものではなくあくまで『指導者から教わったこと』なので、ある種、監督の役割/功績というものが評価に値するのだ、という点を、認識として留めたいところですね。
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とくると、オオタニサンばかりではなくて高校の監督ってスゴイ!
ってなりそうですが、いや、実はさらに大元があった😲
つまり、監督オリジナルというわけではない…
もちろん、本人や当時の監督は「自分の発明だ」とは言っていないはずです。
『マンダラート』 ---
発想法の一種として、今泉浩晃氏によって1987年に考案された。《Wikipediaより》
どの進化・思考拡張の段階で誰が新たな発想や要件を付与したのか、ここで突き詰めることはしません。
が、伝達する側のニュアンス違いや過剰表現、及び、エピソードを受け取る側の先入観や思い込みによって、『元祖』が生み出した功績がぼやけてしまうのは残念なことです。持ち上がった人気の方ばかりを過剰に”もてはやす”がために本質がズレてしまうこともまた。
絶対にマネした方がよい/上手くいくはず!という信念に支配されてしまうのも…😵💫
色々と気を付けておきたいですね。
ちなみに当方はこの手の〔メソッド〕というものを毛嫌いするタイプなのです🙊二番煎じではなく自身の中から湧出させてこそ、のデザイン/問題解決手法 の良さ👍
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