電車内のレイアウトのデザイン② - 端席の保護 +
以前、空港アクセス鉄道✈の車内に設置された【荷物スペース】が有効利用されていない嘆かわしい実態を例示しましたが、今回は工夫施工の成功例(と私が思っている)について、軽く紹介したいと思います📖
下の写真の中央に見られる”縦板”は、当初の仕様そのままではなく、事後的にわざわざ追加されたようです。一つの車両当たり16枚(ヶ所)になるし、コストは安くはないと推察します。これの役割や設置動機については概ね察しがつきますね?
当該『座席端の仕切り』は車両製造時🚃の仕様が色々ありますが、この板が付けられる前は、それはそれでよかったはずなのです。
今回は、
「誰のために」ではなく「どのような人のせいで😎」このようなことになったのか、
少し考察してみましょう。
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昔から抱いていた感想。ロングシートの端に座ると、そのすぐ脇に立つ人が何の憚りもなく顔の近くに尻を向けて迫ってくるので不快😡なのです。
混雑時には仕方ないケースもあるという、寛容や諦めの気持ちは持つものの、そうでもない時にも遭遇することがあり、「余程デリカシーの無い人だから🙅」という捉え方でした。
でも近頃では幾分変わってきています。「夢中になるあまり周りが見えていない人📱」 ---
「尻を顔に向ける」「仕切りを越えて鞄をぶつけてくる」などといった、各種の”故意ではない”行為は、周囲の注意・配慮が疎かになるあまり、「迷惑をかけている」という自覚の欠如が伴うことがほとんどのようです。なにしろ手元の画面のみに”没頭”していますから😎
その振る舞いが主流となっているので、この写真内に見られるデザインがもたらす効用は大きく、高評価に値するのではないでしょうか👍
《ゆとりある扉脇》
一方、阪急電車の一部の車両系統はこんな様子です。
今よりずっと若い頃は、この場所に添えられた配慮を真っ先に感じ取っていました。座席の端に腰掛けた人と、この場所に立って容赦なく尻を向けてくる人😠との間に”ゆとり”をもたせてくれているのだと… それは勝手な想像だったのかもしれませんが💦
近年では、このスタイルの意味合い・効用がそれとは異なるものであると明確に感じます。実状としては、【立って”操作”する人の快適な立ち位置】になってますね。まぁ、成り行きでそうなっただけ、でしょうが😓
以下の稿①でお示しした例よりはファンクションが「曖昧としている」せいで、むしろ寛容的?になれます👍
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