「中途半端でどっちつかず」な解釈多様性のデザイン②
似たようなタイトルの記事がいくつもの別筋シリーズ化していて混迷しつつあるmy note の国語系記事です😅
~同タイトルの前稿は終わりにリンクを貼っています
今回も【短文/フレーズ】の少し長めのもので気になった例を少し挙げます✍
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テレビのニュース原稿(それに準ずるもの)から🎤
日本は超高齢化社会👴👵 年金制度があり、受給している/その収入を生活の糧としている人がかなり多数にのぼっているのは明白な事実です。
そしてその金額について(経緯の個人差あれど)『決して充分とは言えない』水準にあることがメディア等で報じられていますね。
さらに、《偶数月の15日》が支給日であることまで認知している人も少なくないでしょうか。
でも、小売店側等、来客が増えて売上増の“波”を感知するほどなのかもしれません🙄
自身や身内が受給している場合にはもちろん分かっていて、そうでない人はニュース等でその点を知り得るのですが、その『2か月に一度のお楽しみ🎶』『我慢してきた買い物のチャンス💴』という趣のレポートのようなものをテレビで観ていて、見聞きした〔原稿〕・・・📺
年金支給日に値段が上がっているお米を購入
これはちょっと耳を疑います😵💫
普段から生活に困窮気味‥
日頃ガマンしてきて、支給されて、やっと買える!
そのタイミングを見計らって「値上げ」??😱
~”財布の緩み”を知る小売店に足元を見られてる?
何割かの人はそう解釈するのではないでしょうか?
多くの人が既に気づいている通り、主旨は
値段が上がっているお米を、年金支給日に購入
であって、
「年金支給日に値段が上がっているお米」を購入
ではないですよね!
『伝えるプロ』なんだから、現状よりも深い配慮を、文脈(語句の順序)に込めてもらいたいものです🙏
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お次。
このネタは別の記事にて(本題以外の要素として)サラッと含めたことがあります✍
数学のおもしろさについて書かれた本です👇
副題的に『誰かに教えられるほど、理解できる』となっています。
何ら難しくもないこのフレーズですが、貴方が言い換えるとすればどのようになりますか?
「~ほど」の部分の意味合いをどう捉えるか🤔
①「~の程度に至るまで向上する」
②「○○すればするほど△△(の簡略系?)」
⇒まぁ、①が主旨なのだと思いますが💦
『誰かに教えられるほど、理解できる』
◆”られる”が、①では〔可能〕の用法であって、②では〔受身〕。この部分だけ見るとどちらもあり得、文脈から判断することになる、という事例
◆末尾の”できる”が〔可能〕の意味なので、①のように〔可能〕〔可能〕と並べることに対してしっくりこない、かもしれない💦
◆②と解釈する人の思考⇒少し教わっても理解に至る。でももし、さらに深く教えてもらえるのであればもっと理解が深まる --- ヘンじゃないですね👌
◆①の伝達意思を安定的にするためには、『誰かに教えられるほどにまで理解を深めることができる』 --- 文字数に限りがあるため如何に短くするか、が命題でもある🥴
いろいろ悩ましいですね。
でも、(これらの場面においては、)複数解釈され得る文調(言い回し)は避け、唯一の意味となるようなフレーズを追究/追求しなければなりません👍
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