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そもそもの『つながらない権利』のデザイン
今日の題材は「会社勤め関連」を軸としています。
表題の用語。比較的”目新しい”もので、近年、特に【オフィスに集合せずとも職務をこなす体制:通称テレワーク/リモートワーク】の拡充に伴って話題になる頻度が上がったものです。
毎度のごとく、「月並みな議論」をここでも重複的に展開するつもりはありませんので(^▽^;)
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『つながらない権利』・・・
それほど定着しているとは言えない用語ですので、補足的に述べますと…
◆携帯電話やe-mailなどの通信手段が「繋がる/繋がらない」の意味
◆つまり、概ね上職者からアクセスがあり、それを「受ける」「返答/返信を行なう」という行為のこと
◆どこで仕事をしようと『勤務時間』と『それ以外のプライベート時間』とが区別されるのは当たり前
にもかかわらず【就業時間外に業務連絡が来てしまう、という点はいかがなものか】
という話。
※非常事態に瀕しているわけではない、まぁありふれた日常件、との捉え方で
『つながらない権利』という用語の意味合いは掴めましたね?
オフィスに出勤せずに主に在宅で事務仕事を行なうことで、【私生活との境界が曖昧になり、長時間労働のリスクなどが高まった】らしいです。
そのこと自体、多くが「メリハリの付け方次第なのだ」との当方の見地ですが、特に日本企業の労働者/被雇用者は様々な事情がありますね。「やりたくてズルズルとやっているわけではない」という環境の人も一定数居て、本件の「繋がるか否か、云々」という論点からは、他者(概ね上職者)次第なのでしょうから😫
つまり、あくまで『不可抗力』的な要件が大きいと思われる本懸案。そのような、ブラック寄りな組織外に居ながら第三者的に見ると、「ご愁傷様です」という感想に近くなる人が多いように思います。
※下記の②の割合の大きさから
《参考までに『羽鳥慎一モーニングショー』から》
就業時間外の業務連絡についてのアンケート
①就業時間外でも対応したい ---18.6%
②対応したくないが対応するのはやむを得ない --- 46.7%
メディア情報をそのように受け止める立場の人でもそうでなくても、引っ掛かりポイントはありませんか?「そもそも話」なところで🤔
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就業時間外に、関係者から『日常的業務連絡』を受け取る際に使われるデバイス/ツールがあることそのものに違和感です。
《送受信を控えるべきか否か》ということ以前の《携帯電話やPCなどを持っている/オープンにしている》という体系の方が根本的な問題・本質のズレであるように思うのですがいかがでしょうか?
当方の例ですが、会社PCは就業時間外はoffですので、着信があっても知る由もない。※サインアウトしていることは(社内)相手方もキャッチできる
携帯電話を持たされる立場ではないのですが、もし会社から渡される場合はあくまでそれは【業務用】なので仕事時間と連動させて、(上述PCと同様に)それ以外はonにしないことで、「着信があったから確認しないと気になる…😰」からは解放されますよね?
※プライベート携帯を活用・運用する事例は、もはや問題外
《対応するかしないか》の議論に集中しているようですが、そもそも《仕事中じゃないのに会社の物をonにすることを禁ずる🚫》の方が土台思想として捉えられるべきものであるように思います。
「論点違い」を感じざるを得ません。
あーだこーだ言うより、ごくシンプルな懸案。当事者が自ら事態をややこしくしてしまっている一例だとも感じますがいかがでしょうか?
※ちなみに、これにより、「時間外であることに何ら気兼ねなくいつでも送信できる」というメリットも生まれます。「時間外である今、着信したことに気付かせずに、次、業務開始の際に相手の画面には既にメッセージが並んでいる」状態にできますから。
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