DAy-chan

書くことで生きてます。いろんな事に憧れて、ごっこあそびを繰り返してます。ライターごっこしたりフォトグラファーごっこしてます。

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最近の記事

六本木で食事をした夜

六本木で彼と食事をしたのは、今日が始めてではなかった。ただ、今日がいつもと違うという感覚は、はっきりと感じていた。もちろん彼がそれを口にすることはなかったし、態度にはっきりとでていたわけではないけれど。お店の選び方がそうだといえば、客観的に見てもそうだろう。でも、それだけじゃない微妙なニュアンスを、何故だか感じ取っていた。 特別にしたかったのだろう。その思いははっきりと感じた。だからなのかわからないけれど、今日は土砂降り。私にとって大切な日がいつもそうであったように、冷たい

    • それでも私がスマートキーボードにした理由

      ほぼほぼ勢いにまかせて買ってしまったいiPadPro。一番頭を悩ませたのは、キーボードをどうするか。ソフトウェアキーボードでなんとかやっていくのか、膨大な量のサードパーティー製のBluetoothキーボードを安価に用意するか、、 Apple謹製のスマートキーボードを買うか。 皆さんご存じスマートキーボード。普段はiPadの画面を保護するカバーでありながら、タイピング時にはフルキーボードとして使えるスマートなやつ。「コンピューターって何?」で一世を風靡したあのCMでも使われ

      • 目の前の人がハンカチを落としても拾えない私

        街を歩いていて、前を歩く人がハンカチを落とした。 駅を歩いていて、前を歩く人が定期券を落とした。 よくあるシチュエーションだ思うが、おそらく多くの人はそんな時、落とした物を拾って、その落とし主に渡すのだと思う。 でも、私はそれができない。 目の前で落ちた瞬間をはっきりと目撃していても、見なかったふりをしてしまう。とても不道徳な行為だということは強く自覚している。しかし、その勇気がない。 小さい頃は、拾って渡していた記憶がある。「気づかず落とした人が大変!」と重い、駆け

        • 曖昧な明日へ

          朝起きると時計が止まっていた そのくらい自然にあの瞬間を凍結できたらよかったのに 手を滑らせてグラスが割れた そのくらいあっけなく気持ちも壊れればよかったのに 時計の電池を入れ替え、グラスを片付ける 10分もかけずに終えた処理 忘れたつもりの思い出と、整理を付けたつもりの気持ち 10か月経った今も処理できずに持て余す 一人の部屋で 片付けられない思い出たちに埋もれ なんとなく窓の外を見つめるけれど 片付けたくないだけで まだ埋もれていたいだけなことを いつまで知らな

          去年見た夜景

          あの日二人で見た夜景はとても綺麗だった。 あの日二人で選んだ指輪はとても輝いていた。 でも、私はもともとこの夜景が好きだった。 あなたと出会うずっと前から。 あなたがいなくても、私はこの指輪を選んでいた。 とても好みのデザインだったから。 あなたがいなくても、きっと私は今日ここにいた。 私が好きな指輪をはめて、私が好きな夜景を見ていた。 あの日あなたと一緒にいた思い出は、もう消えてなくなったはずなのに。 あの日あなたといなくても、私が今日ここでこうしていることは変わら

          去年見た夜景

          私が好きなもの。

           私が好きなもの。丁寧にベッドメイクした自室で、少し早い時間に毛布にくるまる瞬間。まだ、寝てしまうには早い時間でも、ちょっとだけ贅沢な過ごし方。  私が好きなもの。予定のない休日、よく晴れた昼下がりに、あえて外には出ず、最高の環境でお昼寝をする時間。贅沢な時間の過ごし方なのは言うまでもなく。窓から入り込むクリーンな風と、あたたかな日差しを全身で受けながら、ゆっくりと夢の世界へ潜りこんでいく。  私が好きなもの。彼と最高潮を迎えた後に、彼の腕に包まれて眠りに落ちる瞬間。あた

          私が好きなもの。

          予定のない休日

          適当に酔いたい時のために買っておいた安い酒。ボトルの残りが減らない毎日は幸せだ。 今日は、ボトルの減りが早い。撮りためたドラマを消化しないと、と考える頭と裏腹に、内容はまるで入ってこない。 明るかった窓の外は、気が付いた時にはもう薄暗い。部屋の片づけ、冷蔵庫の残りものの処理、適当な相手とのチャットメッセージ、細かな体のメンテナンス。 今日こなしたタスクの中に、将来につながるものはどれくらいだろう。 めんどくさがりで、怠慢な私が、ただひとつ欠かさないのは身体のメンテナンス。

          予定のない休日

          湿度

          慌てて外に飛び出せば、ずいぶん風が生ぬるい もう季節が変わっていくなんて、感傷に浸るふりをして でも少しうれしいんだ 湿った風が撫でてい頬を、髪を、体を やっと悲しみがなく受け止められる 喧騒の中を速足で進んで、先になにがあるかまるで分らないけど 逃げ出しているだけと言われれば、そうかもしれないけど それでも 誰かに、触れられる感触と同じように 温もりを優しさと錯覚するように すべてを曖昧にしてくれる生ぬるい風が 寂しさも悲しさも、全部ごまかしてくれるか

          ジャンキーな僕ら

          「ワンタップで今日中にお届け」が当たり前になった時代 あと何千フリックしたら、僕のもとに君は来てくれるの 何度も書き直した文でも、君は一言で返すメッセージ そのためだけに、何千回と画面に指を押し付ける 知ってるよ、僕がワンタップで注文した商品みたいに 君には4フリックで来てくれる相手がいるんでしょ 僕には絶対に送られないその一言が 誰かには何度も送られているんでしょ 僕がどんなに言葉を選んでも絶対に届かない その4文字が ジャンキーに消費してくれて構わない

          ジャンキーな僕ら

          夢も現実も、なにも見ない

          「二人分も一人分も大して変わらないから」と、「洗濯好きだから」と、毎日続けた洗濯も、洗い物も、たぶんなにかしらの見返りを求めていた。 「これだけ尽くせば」なんて期待をしていた自分に反吐が出る。「友達と飲むときのネタに」なんて言い聞かせている自分にも、吐き気がする。 結局残ったのは、半笑いで「いつも家事ありがとう」と一言を投げつけられたみじめな私。彼の半笑いには、「どうせ暇なんだろう」という皮肉がたっぷりと詰まっている。私は知ってる。 私は、彼に、見下されていた。 恋人だ

          夢も現実も、なにも見ない

          今日と明日と10年後

          昔、「この日になったら死のう」とぼんやり考えていたことがある 「2年後の今日に死のう」 その2年後はあっというまに過ぎ 今も私はのうのうと生きている 死のうと考えることで、あの瞬間の生きやすさは少し増していた 「死ぬつもりで懸命に生きる」とはまったく違うと思っていたけど もしかしたら延長線上にあるものなのかもしれない なんとなく10年後に死のうと思っていれば、 多少、今が気楽になる。 きっと10年後には忘れているような、 そんなぼんやりした想いでも、 今

          今日と明日と10年後

          好きというよりも

          好きというほど、かわいらしいものではない 好きというほど、前向きなものではない 好きというほど、軽々しいものではない 奴隷であり、宿命であり、呼吸である 書くことでしか、生きられない はずだった 言葉を並べ、意識をかたどる 伝えたい、という希望ではなく 伝えなければいけない、という強迫観念 私は、言葉を、愛している 言葉は、私を、飼い慣らしている 思い出して 私は、言葉の奴隷 思い知って 私は、言葉を紡いで呼吸する

          好きというよりも

          日が沈む部屋

          明るい時間に部屋にいて、ゆっくり日が傾いていく窓を見つめる。 気づいたら、外の明るさは感じるのに、部屋は真っ暗で。 でも、灯りをつけることができなくて。 何年も前から、その瞬間が嫌で、寂しくて、みじめで、怖かった。 わかっているのに、その瞬間を迎えることを、避けることができないままでいる。 ひとりじっと部屋の隅に背を預けることが、やめられない。 誰かに会えば、外に出かければ、簡単に避けられるはずなのに。 不思議な引力に逆らえないことを知ってから、私は前に進めないま

          日が沈む部屋

          ゴールするのが怖い

          生きている限り、大小の差はあれど、いつでもなにかのゴールに向けて進むことになってると思うんです。将来の夢に向かって進むことも、今日の献立を考えて実際に調理する過程も、「ゴールを目指す」という行為は同じ。 目指してる過程は楽しいけど、ゴールした瞬間に「ああ、もうこれ以上にはならないんだ」ってことに気付いてしまうのが、いつも怖い。なんだってそうだよね、準備しているときが一番楽しい。そこが一番楽しい時期だから、それが終わってしまうと、もうそんなに楽しくなかったりする。 その一番

          ゴールするのが怖い

          「テラハ肉事件」というリトマス紙

          テラスハウスの「肉事件」ご存じでしょうか。  現在放送中のテラスハウスのニューシーズン、22話で巻き起こった、テラハ史上最大の事件です(大げさ) 端的に言ってしまえば、美容師のうっちーがお客様からお礼としていただいたお肉を、恋人であるみのりとその他メンバーに勝手に食べられてしまいブチギレるという事件。 まあ、こう書いてしまうと、「うっちー器ちっさ!!!」で終わってしまいそうですが、厳密にいえば、みのりへの想いや、テラスハウスという特殊な空間での生活ストレスなんかが積み重

          「テラハ肉事件」というリトマス紙

          ギガマックに早速くらいついてみた

          ひっそりと始まったマックの新商品「グランドビッグマック」そして「ギガビッグマック」 「ビッグマックを超えた」と銘打つそのハンバーガー、早速たべてみました。 箱がBIG。ポテトドリンクはMサイズを頼みましたが、一瞬Sサイズかと錯覚しました。 それくらいマクドナルドのメニューの中でもデカイ。 ちなみにポテトとコーラがLサイズ以上の「グランドセット」なるものもあるらしいです。そこまで食べられない気がしたので普通にMたのんじゃったけど、高校生の時の自分ならいけたかなぁ…w 箱

          ギガマックに早速くらいついてみた