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子どもへの「怒り」を上手にコントロ-ルできる本 感想
榎本博明さんの著書だったので、購入しました。
この先ネタバレあります⚠
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タイトルの怒りをコントロールというより
人間としての当たり前や感情を大切にされている内容です。
よくある育児書や自称専門家による「子育ては、こうすべき・こうあるべき」とは、一線を画します。
子育てをされている、お母さんに寄り添いつつも、様々な知恵や経験を紹介されています。
私は子どもはいないので、職場の困った人にどう接したり、関わるかの参考になりました。
*以下は、心に残った言葉です。
「こっちの状況をわかってくれるだろう」
「こっちの期待を汲み取ってくれるはず」
といった期待があるからです。
「心理的一体感」を抱いているため、
「気持ちが通じ、何でもわかり合えるはず」と思っています。
それなのに期待に反する言動があると「なんでわかってくれないの!」
と、無性に腹が立ってくるのです。
わが子といえども別人格なんだということを、自分自身にときどき言い聞かせる必要があります。
怒りのスイッチ
①何度注意しても言うことを聞かない
②すぐに「疲れた」「無理」と言う
③言い訳をする、うそをつく
④思い通りにならなくて怒り出す
⑤他の子ができることができない
⑥何をしても要領が悪い
⑦いやなことがあるとすぐ泣く
親が子どもをコントロールするなどということはできない。
子どもは親の言うことを聞かず、やたら反抗するもの。
思い通りにならなくて当然。
頭の中のイメージをそう書き換えれば、イライラはぐっと減るはずです。
「べき思考」から切り替える
これに対して楽観的なお母さんは、
「そのうちなんとかなるだろう」
「なかなか思うようにならないのが子育てだ」
などと気楽に構えていれるため、気持ちに余裕ができ、子どもにイライラをぶつけないですみます。
全然完璧じゃなく、
至らないところだらけだった自分でも、
ここまで無事に人生を歩んでこれた。
辛いこともあったし、
苦しいこともあったけど、
楽しいことも嬉しいこともあったし、
自分らしい人生で生きてこれた。
そんなふうに自分の人生を振り返ることができれば、
至らないところだらけのわが子かもしれないけど、
きっと自分らしい人生を生きていくだろうと思えてくるでしょう。