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DALEの契約農家さん紹介

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八百屋DALE(だーれ)がお取引する素敵な農家さんを紹介する記事をこのマガジンでまとめています。
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#わたしの野菜づくり

綿貫農園/50種類超えるイタリアン野菜。珍しい野菜の栽培は必ず挑戦がモットー

建築士から農家へ 群馬県高崎市に1.5ヘクタールもの畑を持つ綿貫農園。広大なその畑には、芽キャベツ、カーボロネロ、ロマネスコ、カリフローレなど、50種類を超えるイタリアン野菜が栽培されています。 自転車に乗って畑に案内してくれる綿貫さんは元建築士で、鉄骨の骨組みづくりなどを本業にしていました。15年ほど前に農家に転身し、ブルーベリーの栽培からスタートしたそうです。 農家に転身後、ブルーベリーを始め中国野菜や和野菜の栽培を行うも、需要がなかったり競合が多かったりしたことか

内田農園/「セロリ嫌いがいなくなる」。群馬県のセロリ名人

群馬一のセロリ名人がつくるセロリ 群馬県佐波郡玉村町に内田農園はあります。内田農園のメインはセロリ栽培ですが、その他にもナス、白菜、ルッコラ、お米も手掛けています。 内田さんのお父様の代から栽培スタートしたセロリは、スーパーなどで手に入るものとは比べ物にならないほどの新鮮な味と食感。「内田さんのセロリを食べたらセロリ嫌いがなくなる」と言われるほどの逸品です。 セロリ栽培に全身全霊をかけて取り組む 内田さん自身セロリが大好きで、セロリ栽培をする時の姿は情熱的。そんな内田

塚越農園/春菊栽培50年。「玉村町の味」を守り続ける

産地の味をこれからも 群馬県佐波郡玉村町にある塚越農園。塚越農園では50年に渡り春菊を栽培しています。その他にも茄子やミニトマトなどを手掛けています。 群馬県の春菊生産量は全国3位(*1)を誇っており、玉村町の最盛期は130件ほど農家があたそうですが、今では80件ほどになってしまったとか。そんな中、塚越さんは産地の味を守り続けていて、現在はハウス栽培と路地栽培の両方を女手二人で畑を切り盛りしています。 朝採れで新鮮、爽やかな味の春菊 今回お邪魔した時間帯は春菊の出荷作

清水農園/元サッカー選手が栽培する、食べ応え抜群のハウスキュウリ

プロサッカー選手から農家へ 埼玉県児玉郡神川町にある清水農園。清水さんは実は元サッカー選手。選手キャリアから転身し、実家の農業を継いで現在はハウス栽培のキュウリ、お米、とうもろこしをメインに栽培しています。 サッカー選手も体力との勝負ですが、農業も同じくらい体力が必要とのこと。作物によって栽培方法も全然違うので、「農業は一生勉強」と清水さんは言います。 食べ応え抜群のキュウリ、ミネラル米 ハウスキュウリの栽培は湿度が命です。苔が生えるくらい多湿がいいとされるハウスの中

ワタナベファーム/イタリアンシェフ大絶賛のちぢみほうれん草。広大な土地でこだわる「自然農法」

農薬・化学薬品不使用の自然農法でのびのびと 群馬県前橋市にあるワタナベファーム。20年前に農業をスタートしたオーナーである渡辺さんの広大な畑には、ちぢみほうれん草、水茄子、ピーマン、キャベツ、キュウリ、ネギ、大豆、パパイヤなど多種多様な野菜が栽培されています。渡辺さんのこだわりは農薬や化学薬品を使わない自然農法で、広い土地にのびのびと育成させるのが特徴です。渡辺さんの笑顔は無邪気で可愛らしく、お話を聞くだけで農業の楽しさを感じます。 糖度8度以上が出荷基準のちぢみほうれん

石村農園/減農法でつくるイタリアン野菜や変わり種。「お客様のニーズを大切にしたい」

減農法で野菜に合った丁寧な栽培方法 群馬県前橋市にある石村農園。8年前に就農したという石村さんの農園では数多くの野菜が栽培されています。その中心はスティックセニョール、カリフラワーなどのイタリアン野菜からスナップエンドウやミニトマト、ピーマン、ブロッコリー、生落花生、こどもピーマンなど様々です。石村さんのこだわりは減農法。路地栽培とハウス栽培を駆使し、農薬類を最小限にし、野菜それぞれに合った環境をつくり丁寧に栽培しています。減農法以外にこだわりはありますかと聞くと、「そんな

倉田農園/「味・色・形」どこをとっても魅力的なトマト栽培を追求

熱帯魚専門店勤務からトマト農家に 群馬県高崎市に倉田農園はあります。6年間、主にハウストマトを栽培しており、ミニトマト、群馬県ブランドの甘しずく(中玉トマト)が人気商品です。 本来トマトは夏の野菜ですが、群馬の夏は暑すぎて屋外栽培が難しいことからハウスで栽培しています。トマト以外にはサニーレタス、菜花、ブロッコリーも手掛けています。 倉田さんは東京と埼玉にある熱帯魚専門店で15年程勤務した後、奥様の出身地である群馬で就農を決めたそうで、生き物を扱う仕事の経験があるからな

よしだ有機農園/ぼかし肥料と緑肥で「健康でおいしい野菜づくり」

医薬品会社勤務から農家へ 群馬県甘楽郡甘楽町の広大な畑が広がるその地に、よしだ有機農園はあります。10カ所の畑でネギ(長ネギ、有機長ネギ、下仁田ネギ、赤ネギ)、葉生姜、宮内菜、ビーツ、キャベツ、グリーンリーフ、二十日大根など、数十種類の野菜を栽培しています。 実は吉田さんは東京の医薬品会社に勤務していたため農家になる予定はなかったそう。ところがある日、仕事を通して出会う病気の人々を見て「何よりも大切なことは‟食”だ」と気付き、一念発起して4年前に家業の農業を受け継ぎました

大河原農園/リピーター続出のひとみニンジン。栽培難易度高でも「お客様が喜んでくれるから」

発芽率65%。栽培難易度高いひとみニンジン 群馬県富岡市で20年以上にわたり農業を営む大河原農園。元々は原木しいたけ専業の農家さんでしたが、現在は原木しいたけだけでなく、玉ねぎ(早生ソニック)、ニンジン(ひとみニンジン)、カリフラワーなどを栽培しています。 その中でもひとみ人参は大河原農園のリピーター続出の大人気野菜です。ひとみ人参は根色・芯色が鮮やかなオレンジ色、肉質は軟らかく甘みが強い品種で、ニンジンが嫌いな人でも「これは美味しい!」と生でパクパク完食してしまうほど食

中野農園/防腐剤不使用、ノーワックスで安心。群馬県産のハウスレモン

バラ農家からレモン農家へ 群馬県甘楽郡甘楽町。平野が広がるのどかな土地に中野農園はあります。代々営んできたバラ農園を5年前に閉園。バラ園用のハウスをレモン用に作り替え、現在はハウスレモンを栽培しています。 みなさん、レモンの木にも“棘(とげ)”があることをご存じですか?私たちは中野農園をお邪魔するまで知らなかったのですが、木を見せてもらうと鋭い棘がたくさんありました。 「バラもたくさん棘があって大変だったからやめたのに、結局また棘のある植物を育ててる。僕たちは棘に運命が

塚越農園/きのこ栽培歴50年。きのこ博士の「多品目きのこ」

きのこ栽培はじめて50年の大ベテラン 群馬県の西部にあたる倉渕村に塚越農園のきのこ園はあります。塚越農園ではしいたけ、ひらたけ、たもぎだけ、生キクラゲ、足なめこ、ぶなしめじ、しめじ、原木まいたけなど、驚くほど多くの品種のきのこが栽培されています。この園を切り盛りする塚越さんは、なんときのこ栽培歴50年の経験をお持ちの大ベテラン。“きのこ博士”と呼ばれるくらい知識豊富です。 塚越さんは高校卒業後すぐ「何かに挑戦してみたい!」という熱い想いから、当時80%は失敗すると言われて

森農園/標高900mで栽培する食用ほおずき。こだわりは「おいしくて、からだにいいもの」

代々木の中古カメラ店勤務から農家へ転身群馬県の西部にあたる倉渕町に森農園はあります。1年の間に栽培する野菜は、食用ほおずき、とんがりキャベツ、ケール、多品種の枝豆などスーパーではなかなか見かけないちょっと‟尖った”ものが多め。「お客様が喜ぶ野菜の栽培にチャレンジし続けたい」と語る森さんは12年前に東京から倉渕に移住し、夫婦で就農しました。 森清和さんは就農以前、東中野でDJとして活動していたそうで農業からは想像できない経歴をお持ちです。その後、代々木の中古カメラ店に勤務し、

和田農園/標高800mの大地で栽培する無農薬・無化学肥料の野菜

販売から生産する立場へ和田裕之さんは今から25年前、東京から高崎市倉渕町に移住し、農家として野菜づくりをはじめました。東京在住の頃は有機野菜や自然食品などをオンラインで販売する「大地を守る会」(最近はOisixで有名なオイシックス・ラ・大地が運営するサービスのひとつ)で働いていましたが、食材を管理・販売する側から生産者側になることを決意し、大自然広がる倉渕町をその地に決め、野菜の栽培をスタート。現在は、倉渕町の無農薬・無化学肥料栽培に取り組む「くらぶち草の会」の会長を務めなが