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倉田農園/「味・色・形」どこをとっても魅力的なトマト栽培を追求

こんにちは。‟「おいしい」をつなぐ。未来がかわる。”をテーマに、対面販売にこだわる八百屋・DALE(だーれ)です。【DALEの契約農家さん紹介】9弾は「倉田農園」です。

熱帯魚専門店勤務からトマト農家に

群馬県高崎市に倉田農園はあります。6年間、主にハウストマトを栽培しており、ミニトマト、群馬県ブランドの甘しずく(中玉トマト)が人気商品です。

倉田農園の倉田さんにお話をお伺いしました

本来トマトは夏の野菜ですが、群馬の夏は暑すぎて屋外栽培が難しいことからハウスで栽培しています。トマト以外にはサニーレタス、菜花、ブロッコリーも手掛けています。

冬のハウスで育ったミニトマト

倉田さんは東京と埼玉にある熱帯魚専門店で15年程勤務した後、奥様の出身地である群馬で就農を決めたそうで、生き物を扱う仕事の経験があるからなのか、倉田さんのトマトを扱う姿は生き物を扱い方特有の優しさを感じます。

ピーク時には糖度12度にまでなることも。

トマト栽培においては「流通に乗ること」が最優先事項で、形や重さを重視することがほとんど。味はその次であることが多いのですが、倉田さんは自分自身のトマト栽培においては‟味”も更に追求することを決めます。しかも「味を追求すること=価格を上げること」ということではなく、「一般的な価格のトマトにプラスで味の良さを加えること」でお客様にトマト本来の美味しさや感動を体験してもらいたい、というのが倉田さんの想いです。

ハウス内の空気はキレイでさわやかな香りが漂う

そんな想いをもってスタートしたトマト栽培ですが、1年目に大失敗を経験。2年目から更に研究を重ねることで、ピーク時には糖度が12度のトマトが実るようになるまでになりました。糖度12度というと甘めのトウモロコシやみかんなどと同じくらいで、毎日食べたくなる美味しさです。艶やかなハリのある表面に、鮮やかな赤色がキレイで宝石のような見た目も素晴らしい逸品です。

まるで宝石のような群馬県ブランドの甘しずく(中玉トマト)

そんなトマトを完成させた倉田さんの栽培の秘訣は、土壌の微生物のバランスづくり。日々状態を観察しながら、急激な微生物変化に耐えうるような土壌づくりを心掛けています。「栽培2年目からは土壌病害が出てない」という類まれなる技術を持つ倉田さんのトマトは、大人から子供まで虜になる美味しさです。

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写真/成東匡祐(https://www.instagram.com/narutokyosuke/

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