森農園/標高900mで栽培する食用ほおずき。こだわりは「おいしくて、からだにいいもの」
代々木の中古カメラ店勤務から農家へ転身
群馬県の西部にあたる倉渕町に森農園はあります。1年の間に栽培する野菜は、食用ほおずき、とんがりキャベツ、ケール、多品種の枝豆などスーパーではなかなか見かけないちょっと‟尖った”ものが多め。「お客様が喜ぶ野菜の栽培にチャレンジし続けたい」と語る森さんは12年前に東京から倉渕に移住し、夫婦で就農しました。
森清和さんは就農以前、東中野でDJとして活動していたそうで農業からは想像できない経歴をお持ちです。その後、代々木の中古カメラ店に勤務し、そこでゆりさんと出会いました。大のカメラ好きというお二人。とある日、ゆりさんが環境に関する本を読んだことから農業に興味を持ち倉渕の農業体験に参加することに。そこで食べた野菜のエネルギッシュさに感銘を受け、「こんな生き生きとした野菜を自分でも育ててみたい。お客様に届けて喜んでもらいたい!」と一念発起、就農を決断しました。そんな背景を持つ森農園の畑は、いつも生き生きと元気いっぱいです。
栽培のこだわりは「おいしいもの」「からだにいいもの」
森農園のこだわりは「おいしいもの」「からだにいいもの」を作ること。そのために農薬は不使用、魚粉を混ぜた肥料を使用したりして「土の力を育てる」栽培方法に取り組んでいます。野菜がおいしく育つには全て「土」が大切だというお二人は、日頃から土がどのような状態にあるかをよく観察するようにしています。
標高900mで栽培する食用ほおずき
森農園が栽培する“尖った”野菜の中でも私たちが強くおススメしたいのが食用ほおずきです。観賞用は日本でも流通が一般的になってきましたが、食用はまだまだ多くありません。とても希少な食用ほおずきは淡いオレンジ色にミニトマトのような形状のナス科の野菜で、トマトのような甘みと酸味が融合したような、一言では表現しきれない美味しさがあります。
オレンジチェリーという品種で9月から10月にかけて旬を迎えます。森農園の食用ほおずきを食べた人は病みつきになり、毎年リピーターが殺到する逸品でもあります。
とんがりキャベツ、ケール、枝豆も絶品!
森農園のその他の“尖った”野菜はとんがりキャベツ、ケール、多品種の枝豆。
「とんがりキャベツって何?」、ですよね。名前のとおり、三角に尖がった形をしているのがとんがりキャベツです。通常の丸いキャベツよりも水分量が多く、ふんわりとしているのが特徴です。茹でたり炒めたりせず、そのまま生食で頂くのが一番おいしい品種です。6月頃に旬を迎えるので、是非一度食べてみてくださいね。
「ケールは苦くて嫌い!」という方でも、森農園のケールを食べればたちまちイメージが180度変わります。青々と育ったケールは甘みがあり、それでいてすっきりとした味が特徴です。オリーブオイルや岩塩、トマトやチーズなどと一緒に生サラダで頂くのが一番のおすすめです。
森農園では枝豆の栽培をはじめて10年。現在は8つの品種を栽培しています。何故これだけ品種が増えたのかというと、お客様の「こんな枝豆食べてみたい」という声を聞きながら、「みんなが美味しい言う品種」を探りながら栽培しているからです。シーズンによって品種が変わるので、私たちに今どの品種が美味しいか聞いていただければ、その日、その時期一番のおすすめをご提供します。
森農園のおやさいにご興味ある方は、LINEもしくはInstagramから「森農園のおやさいが食べたい」とご連絡ください。旬のおやさいをお届けいたします。
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写真/成東匡祐(https://www.instagram.com/narutokyosuke/)