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note クラシック音楽の普遍化を達成する

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クラシック音楽の歴史や作曲家、作品について、哲学的な視点から分析し、その普遍性や深さを探求する和田大貴のnoteです。クラシック音楽について語り合えることを楽しみにしています。参…
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2020年6月の記事一覧

音楽の話:第1回ベートーヴェンフェストとボンのベートーヴェン像、シューマン作曲≪ファンタジー≫Op.17

6月7日「音楽ニュース」の中で少し触れましたが、ボンの『ベートーヴェンフェスト』第1回は1845年、ベートーヴェン生誕75年を記念して開催されました。
この時、ボン市内にベートーベンの像が建立され、除幕式が1845年8月12日に行われました。除幕式にはプロイセン国王フリートリヒ・ヴィルヘルム4世や英国女王ヴィクトリアも出席したそうです。

この像は現在、ボン市内中央郵便局の前ミュンスタープラッツ(

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音を楽しむ理由

音を楽しむ理由

最近はニュースを見ても、暗いニュースばかりで心が痛む。

少子高齢化、老人の介護問題、孤独死、都市のゴーストタウン化、中高年の引きこもり、など挙げればきりない。将来は医者や弁護士、税理士、といった専門分野の職業まで、AIに仕事を奪わるかもしれない、らしい。

そして、世界中の国々で、富裕層と貧困層の二層化が深刻な状態。富める者はますます豊かになり、貧しい者は負の連鎖から抜け出せない。国が解決策を練

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ベートーベンは引っ越し魔

ベートーベンは引っ越し魔

ベートーベンが今の世に生まれていたら、Airbnbを利用していたかもしれません。Airbnbを使えば引っ越しの多い人にとってはその都度かかる費用をセーブできます。シェアハウスはその名の通り他の人とシェアをするので音を出す仕事の人には不向きですし、何よりピアノの移動が大変です。それにベートーベンは部屋の使い方が不潔だったそうなので…。

22歳を目前にボンからウィーンへと移り住んで以来、56歳で亡く

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マルタ・アルゲリッチ&シャルル・デュトワ

ドキュメンタリーの一部です。

練習の後はインタビュアーに今までのキャリアを説明しています。当時31歳の自分を「もう31だから若くない」と言っている。台所では「音階なんか練習したことない!」という妻に、夫が驚いていろいろ質問しています。庭では演奏旅行の時、娘のアニーや夫婦の時間を取ることの難しさを語っています。とても貴重な映像!

離婚後、何度も共演しているし、このドキュメンタリーの試写会も二人で
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【リハーサル前の打ち合わせ】 マルタ・アルゲリッチ&小澤征爾

〜世界のアルゲリッチと世界の小澤征爾が共演〜

こんなに若い二人が一緒に動いている映像…。レア過ぎて興奮します。

マルタ・アルゲリッチのドキュメンタリー

アルゲリッチが好きな方は必見です。
彼女の娘が母であるアルゲリッチの私生活に密着したドキュメンタリー映画です。

モーツァルトで波動を整えよう

モーツァルトで波動を整えよう

波動を上げるためのアプローチはいろいろありますが、環境の面からですとモーツアルトの音楽が最も波動を上げることができるといいます。いつでも、どこでも、どんな場面でもモーツアルトを聴くと波動が上がるのですから利用しない手はありません。

モーツアルトはたった35歳でこの世を去りましたが、その短い生涯で600~700曲くらい作曲したそうです。600曲だとしても1年間に17曲の計算になりますから、少なくと

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マルタ・アルゲリッチとユジャ・ワン

マルタ・アルゲリッチとユジャ・ワン

私はピアニストのマルタ・アルゲリッチとユジャ・ワンが大好きです。もちろん他にも好きな演奏家はたくさんいますが、無条件で観てしまう、聴いてしまうのはこの二人。

芸術という大きな分野で活躍する人を批評する評論家がいますが、私はそれを仕事にしている人達を立派だと思い、尊敬しています。

たくさんの知識と見解から「どのような見方をし、書き方をすれば聴衆の目を引くことができるか?」を考えると、褒めてばかり

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