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知ってますか?イベリコ豚にランクがある事を

先日、黒前枝豆を食べた時に開けたイベリコ豚ベジョータ48か月熟成の生ハムですが、

48か月熟成されただけあり、旨味が濃厚でとても美味しくいただけました。
もう普通の生ハムには戻れないです。

この生ハムは、とあるガレージセールの目玉商品として980円で販売されていたのを購入しました。

この肉の価値を知っているとお安いと感じますが、
それでも30gで980円というのも、かなりいいお値段ですよね。

そこで「本来は幾ら位なんだろう?」と「イベリコ豚 生ハム ベジョータ」で検索すると、

なんと!

お店にもよりますが、30~40gで三倍以上の値段で販売していました!

さすがベジョータ!

という感じです。

さてさて、

最近ではスーパーなどでも見かける事があるイベリコ豚ですが、

ドングリを食べて成長する高級な豚

として知っている人もいるかと思います。


スーパーでイベリコ豚のパックを見かけて

「あのイベリコ豚のお肉がスーパーで買えるなんて!」

と思った人も多いでしょう。

……

ですが、皆さん知っていますか?

イベリコ豚にはランクがあるという事

ということで、今回は、イベリコ豚のランクについて解説したいと思います。

その前にイベリコ豚について知らない人に簡単に説明をば、

品種としては、イベリア種100%純血、もしくはイベリア種とデュロック種を交配させた豚(イベリア種50%以上)のうち、スペイン政府が認証したものをイベリコ豚と言う。

地中海地方に起源を持ち、主にイベリア半島の中央部から南部、スペイン西部からポルトガル東部にかけてみられる。黒い脚と爪をもつ傾向があることから、スペイン語では「黒い脚(pata negra)」とも表現される。


そして、飼育方法によって三つにランク分けされています。

ベジョータ
10月1日から12月15日の間に放牧を開始し、その内の最低60日間はドングリの木が植えられた放牧地でドングリまたは自生植物のみで穀物飼料を与えずに放牧肥育する。
屠畜時月齢14か月以上のもの。

セボ・デ・カンポ
最低60日間は放牧でドングリまたは自生植物、穀物飼料を与えて肥育し、屠畜時月例12か月以上のもの。イベリコ血統50%以上。

セボ
穀物飼料だけで肥育された屠畜時月例10か月以上のもの。イベリコ血統50%以上。生ハムの場合は白いタグ付けとする。セボとは飼料という意味。
市場には混血が多く、生ハムにおいては75%以上のイベリコ血統で、生肉については50%以上のイベリコ血統でイベリコを名乗る事が許されている。

さらに生ハムの場合は、血統と肥育方法により4色のタグで分類を表示されます。

お分かりいただけたでしょうか?

つまり、スーパーで見かける「ベジョータ」や「セボ・デ・カンポ」等の表記のないイベリコ豚は、

セボ 

穀物飼料だけで育てられた豚さんなのです。

ですので、イベリコ豚を食べたい時は、ランク表記があるか確認してみてください。

ちなみに通販で、ベジョータのイベリコ豚を買う事ができるので買って食べるのも一つの手段ですね。


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