根底にある、ものがたり。
先日、ファクトリエ代表を務める山田敏夫さんが著した『ものがたりのあるものづくり ファクトリエが起こす「服」革命』という本を読んだ。わりと3、4時間程度で読めてしまう内容になっているのだが、中身は学ぶべきことが多かった。苦労を重ねてきた筆者だからこその言葉の重みがある。
これまで衣服などのファッションは、だいたいブランドはわかってもそれをつくった生産者が見えないようになっているのが普通だった。そのタブーともいうべき概念を打ち破ったのが山田敏夫さんが設立したファクトリエである。