根底にある、ものがたり。
先日、ファクトリエ代表を務める山田敏夫さんが著した『ものがたりのあるものづくり ファクトリエが起こす「服」革命』という本を読んだ。わりと3、4時間程度で読めてしまう内容になっているのだが、中身は学ぶべきことが多かった。苦労を重ねてきた筆者だからこその言葉の重みがある。
これまで衣服などのファッションは、だいたいブランドはわかってもそれをつくった生産者が見えないようになっているのが普通だった。そのタブーともいうべき概念を打ち破ったのが山田敏夫さんが設立したファクトリエである。
このファクトリエで扱う製品は、みなだれがどこで作ったのかというのがわかるようになっている。服を作るうえでも、それぞれにストーリーがありそれがわかりやすい形で知ることができるようになっているのだ。
わたしはかつて営業職として働いていたころに、よく客先を回っていたのだが、相手の心に訴えかけるうえで必要なものは、ものがたりせいだと思っていた。どうしてこの製品を使うのか、使うことでどんな明るい未来が待っているのが、そうしたことを想像できるような表現方法は非常に大切だと思っていたから、この本を読んで共感するところがたくさんあった。
そして、最近noteを書いていて、意識しなければいけないこともだんだん見えてきた。重要なのは3つ。
①いかに情熱をもって話すことができるか。
②どこまでイメージをもって伝えることができるのか。
③自分自身が話す内容に納得がいっているか。
毎日noteで自分の考えとか経験とかをアウトプットしていくのは、使える時間も限られている中で難しいと最近考えていて、毎日続けて習慣づけることとのジレンマをいつも感じているのだけれど、日々生きていく中でできるだけ多くのことを感じて、考えていけるように常日頃から行動していければと思う。
<備忘録>
そのほか、本を読んで印象的に残った言葉たち。
・自分で行動することを放棄するのは、夢をあきらめることに等しい
・自分にできないことは、得意な人に助けれもらう