帰りのバス、勝手に涙が流れた
まつげにかけたパーマが落ちてきた。でももう、ずっと東京にいるのだからまたかけ直したらいいだけの話になってしまった。
たくさんの”愛されている人”に出会う旅だった。誰かが誰かを愛おしく見つめる、見守るそのやさしい気持ちをたくさん感じた。ずっと本当は涙が出そうだった。
私にとって「愛されている」というのはそんなに重要ではなくて、どちらかというと「愛してる」が伝わる方が大切だった。私を愛してくれている人は人生でふたりだけでじゅうぶん、なはずだったから。
でもこんな風に、自分が