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#庵野秀明

シン・仮面ライダーOMITシーン感想…作品にハサミを入れる勇気の記録

昨日に引き続き、シン・仮面ライダーBlu-rayの映像特典からオミットシーンの感想を述べます。 「総尺1時間30分を超える57本の映像」、映画の円盤に未公開シーンが入っているのはよくありますが、ここまでの量はなかなか無いでしょう。この情報が告知されてから、「映画がもう一本入っているレベル」とはよく言われたものです。 これも、各話フォーマット版と併せて一緒に観るべ~と、決めてあったシロモノだったんですね。 全てが必要、ながら切られたシーンの群れ 昨年、映画の公開後にドキュ

全5話のシン・仮面ライダーという「完成形」を見た

昨日、私に「仮面ライダー」を仕込んだ友人と一緒に、シン仮面ライダーの 「映像特典鑑賞会」 を、実施いたしました。TVフォーマット版、OMITシーンを全て観ていこうというものです。これでも3時間半あるので見応えは充分、という感じなんですね。 つい3日前の記事ですが、さすがにトレンドな話題なので伸びが良いです。これに続く形で、今日はTVフォーマット版の感想を記しておこうと思います。 先に、結論から言ってしまう 一言で言いますと、 「再び、感動をありがとう」 と、言う

遂に発売!シン・仮面ライダーで昨年春に思いを馳せる

七ヶ月待った、11月20日がついにやってきました。 「シン・仮面ライダー」映像ソフト発売日です。 発売が告知されたのが4月、勿論即時予約をしてから実に半年以上待ち、ようやく手元にやってきました。 これにて、昨年私が「絶対観るぞ、円盤も勿論買うぞ」と意気込んでいた映画たちが揃いました。まさか翌年11月までかかるとは思いませんでしたね(笑)。 シン仮面ライダー以外の作品は、この3本です。 いずれも去年中に発売されていますね、一本だけ異様に遅かったのがわかります。 「世界を変

「堕ちていく物語」、シン・仮面ライダーの全体像を読んでいく

遅ればせながら昨日、「真の安らぎはこの世になく」第五巻を購入、読みました。 昨年、シン・仮面ライダーの公開直前に連載が始まったコミック版で、緑川イチローの少年時代からを描く映画のエピソード0的な内容です。帯にあるように今回の巻でついに、バッタオーグに改造される前の本郷、一文字が登場します。 本物の「リメイク」である証拠 先日、アニメのリメイクにまつわる記事を書きましたが、庵野監督のエヴァ以外のシン・シリーズ(ゴジラ・ウルトラマン・仮面ライダー)もまた日本を代表する特撮作

シン・仮面ライダーが終わってなかったという話

先日、カラー2号機さんのツイッターアカウントが、とんでもないポストを投下していて話題になりました。 11月発売のシン・仮面ライダー映像ソフト、限定版に特典としてTVフォーマット版が付く、というのは周知の事実でした。 円盤の仕様についてはちょっと物申したいところもあり、一度記事にしたりしましたね。 今回はこの次の続報ですが、まさに衝撃的でした。 再編集版、だと思っていた この映画、公開版には無かった、使われなかった映像が映画をもう一本作れるほどある、とはこれまで色んなと

シン・仮面ライダーの映像ソフトが楽しみだけど、その一方で…という話

もう3週間前の話ですが、「シン・仮面ライダー」の映像ソフトが11月20日発売と発表されました。 そのラインナップが、誰も予想できなかった形になっており発表直後は波紋を呼びましたね(笑)。 「完全受注限定版」が二種類、「初回限定版」、「通常版」の計4種類です。後者二つは良いとして、「完全受注限定版」の仕様が凄いことになってるんですね。 豪快な「付加価値」の極み この受注限定版、Amazonとキングレコードで6月16日まで予約受付している「最上位」版だと、初回限定版にUH

シン・ウルトラマンの外星人達は人間に敗れ去ったと見る、というお話

2周年記念、ということでネット上でシン・ウルトラマンの思い出語りが色々と聞かれるのが嬉しくなった、ウルトラフリークの諸星だりあです。 私も先日、久しぶりに観返して色々と当時に思いを馳せていました。 この映画の人気のポイントに、津田健次郎氏がCVを務めるザラブ、山本耕史氏のメフィラスの2大外星人がそれぞれ強烈な個性を持っており印象的だったことが挙げられると思います。 ガボラ戦までは現れた禍威獣を倒す、というだけの展開でしたがザラブからは明確に「侵略」への対抗戦になり、物語と

公開2周年のシン・ウルトラマンをこれからも推していきたいという話

明日5月13日で、映画シン・ウルトラマン公開から2年になります。 私がnoteを本格的に始めたのがこの年の11月だったのですが、最初の頃一番反響があったのがこのシン・ウルトラマン感想記事でした。 今読み返すとなんでこんな偉そうな文面なんだ、とシンエヴァの記事に対しても思ってしまうのですが、始めたてでまだ固かった、という事にしておいてください。 円盤、玩具で楽しんだ一年間 映画公開終了後も、色々と関連商品が出たのでそれらを手に入れつつ映画の世界に浸っていました。子供の頃よ

バイクシーンでは風を感じたい、と思う仮面ライダー談話

「映画鑑賞記録ノート」というものを持っていまして、映画の半券を貼り付けています。たまに、「この頃はメチャクチャ通ってたな」「あれからもう3年か…」的に見返す、いわばアルバムのようなものなのですが、それを見ているとちょうど一周年だったものが目に留まりました。 都会の特権、贅沢鑑賞 TOHOシネマズ新宿で、シン仮面ライダーのMX4D版を鑑賞してからちょうど一年が経っていました。映画に合わせて座席が動く、いわば遊園地のアトラクションの様なやつですが、地元(香川県)にいた頃は縁が

祝・公開一周年、シン・仮面ライダーの世界は続いている!

3月17日、映画「シン・仮面ライダー」の公開から一年が経ちましたね。 正式な封切り日は18日ですが、先行上映の中継に赴いたのがこの日です。 特に新しい話題がある訳ではありませんが、ちょっと振り返ってみようと思います。 休みを取って、待望の作品を見届けに 初回は友人二人と有楽町で待ち合わせ、TOHOシネマズ日比谷での舞台挨拶中継に席を取っていたので早め合流してカラオケで「レッツゴー!!ライダーキック」を熱唱して気分をアゲたのを覚えています。 思った通りエンドロールで流れた訳

庵野さんのウルトラマンタロウ愛に共鳴しました、というお話

庵野秀明セレクションのウルトラマンタロウ上映を今、TOHOシネマズでやっているそうで、先日監督のトークショーの様子がアップされていましたね。 いやホント、庵野監督は私より二回りほど上の世代で昭和ウルトラマンのリアルタイム体験を持つ人生の先輩な訳ですがかなりの親近感を覚えました。 「当時、中学にもなると子供番組は卒業が常だった」 「大人になってタロウの良さに気付いた」 「リブートやユニバースをマーベルより50年早くやっていた」 この辺、ただただ共感しかなかったです。 大

シン・ゴジラ:オルソを観て、新作への準備は万端であります

先日、私用で日比谷シャンテに行く機会があり、空き時間に「小林一三生誕一五〇年展」を観てきました。 阪急電鉄の他に宝塚歌劇団、東宝の創業者で、実業家であり政治家でもあった人物です。名前くらいしか存じてなかったので、勉強してきました。 東宝=ゴジラのイメージ 歴史上の小林氏の経歴はさておき、新作が控えている事も手伝ってゴジラを前面に押し出した展示になっていました。以前脚本の授業で、「映画の歴史は特撮の歴史」と教わったこともありますようにやはりゴジラの存在は日本映画、ひいては

庵野秀明展を振り返って…皆で「これが良い」を共有する楽しさ

10月27日、シン・ゴジラのモノクロ版「シン・ゴジラ:オルソ」の上映+山崎貴監督と庵野監督のトークショーが行われるそうで、私もチケットを取りました。 シン・ゴジラを劇場で観るのは、2018年のIMAX総選挙の時以来なので5年半ぶりになります。 「続編」「シリーズ」から解き放たれたゴジラ これはもちろん一週間後に控える新作ゴジラ-1,0の販促としてのイベント上映なのですが、各々繋がりのない単発作品であり、ゴジラという共通項があるのみなんですね。 振り返るとゴジラ映画は基本

シン・仮面ライダー見放題配信開始・シン・シリーズから何を受け取ったか

去る7月21日、AmazonPrimeVideoにてシン・仮面ライダーが見放題配信開始となりました。 当然ながら会員登録必須ですが、これも含めてアマプラの恩恵が個人的に大きいのでもう、登録して6~7年ほどになるかと思います。 入ったキッカケはウルトラマンオーブ・オーブオリジンを観るためでしたね、今となっては懐かしいです。 「共通言語」が増える喜び 昨日、友人とウォッチパーティーという機能を使ってオンライン鑑賞会を実施しました。この友人とは劇場でも初回、4月の発声可能上映