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オリポピア観光協会 製作日誌

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文学フリマ東京39で、売る本の制作日誌です。家庭内を出版編集部にし、日々のことや本にまつわることを織り交ぜながら綴る。
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#文フリ

第39回文学フリマ東京で売る本 製作日誌9

第39回文学フリマ東京で売る本 製作日誌9

ブースはN33-34 になりました。
表紙のデザインなどが固まり、
DTPをしている。
この3連休中になんとかしたい。

 ちょっと前からたまに歯が痛く、歯医者が嫌いなので、ほっておいていたら、痛みが増えてきて、流石に行かなければと思っていたら、妻が予約してくれた。
 ものすごくいい歯医者が近所にあり、あんまり長く通わないスタイルで、麻酔は最新のもので表面麻酔をした上で、ホチキスのような水鉄砲みた

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第39回文学フリマ東京で売る本 製作日誌6

第39回文学フリマ東京で売る本 製作日誌6

 「もうこれ以上はない」と妻は毎回言い、私は、「じゃあもう完成だね、最後に印刷して見るから、完成のつもりで見るから」と言って、印刷をした原稿に、最後の指摘を入れる。すると妻は、私の最後の指摘を見て、いかに私が話を理解していないか、と不満を言う。データ自体にさらに大きな修正を入れてしまう。
「ようやくわかった、さらに良くなった、もうこれで完成だから」と妻は私に言う。私はそれを出力して、最後のチェック

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第39回文学フリマ東京で売る本 製作日誌1

第39回文学フリマ東京で売る本 製作日誌1

 私は第39回文学フリマ(2024,12/1,東京)で売るための本を作ろうと思っている。

 昨年の2023年11月、東京流通センターで開催された文学フリマにて、大学時代からの友人たちと出展をした。各々が一人一冊本を作り、それを売った。

 私たちは、学生時代から呼吸をするように本作りをしてきた。質はどうあれ、好きなことを書き、好きなように本を作ってきた。
「あんたたちのやってることは、クリエイテ

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第39回文学フリマ東京で売る本 製作日誌4

第39回文学フリマ東京で売る本 製作日誌4

 仕事から帰ると、妻の原稿を読み指摘を入れる、翌日、妻は日中に時間を作り、私のコメントを踏まえて、原稿を加筆修正する。そして、仕事から帰ると私はそれを読み指摘を入れる。それを繰り返している。

 書いたものを良い原稿にするためのたった一つのやり方がある。書き手以外の人の目が入り、書き直しを何度も繰り返すことだ。作家にとって1番楽しい時間は、初稿を書き終えた僅かな時間だけであり、残りはこの地獄のよう

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