ぼくくぼ(PT | データサイエンス)

データサイエンスを学ぶ理学療法士 RPT, MSc, Health Data Scie…

ぼくくぼ(PT | データサイエンス)

データサイエンスを学ぶ理学療法士 RPT, MSc, Health Data Science, リササポ代表 つらつらと思うことを書いているだけの雑記

最近の記事

文献スクリーニング職人になりました

文献スクリーニング職人これは僕が勝手に呼んでいるだけです(笑) 文献スクリーニング職人を端的に説明すると、システマティックレビューやスコーピングレビューの文献スクリーニングを外注するサービスです。 最近はAIにスクリーニングお願いすることも部分的にはできますが、今のところは人の目によるチェックが必要という認識です。AIは結果に責任を持てないので。それとAIを使ってスクリーニングしましたと素直に書いて、Rejectされたらそれはめんどくさいですからね。 私自身、文献スクリー

    • EBPを現場に根付かせるには

      先日、Evidence-based practice(EBP)関する実践報告が採択されました。投稿まで2ヶ月で仕上げたのですが、キツイ業務をしながらスピード感を落とさずに何回も原稿を反芻してくれた友人には本当に感謝しています。また、公開されたらアナウンスしたいと思います。 ちなみに、今回の報告は試しに以下の書籍を参考に書きました。 査読者からのMajor revisionもなく、スッと論文が通ったのでオススメです。 EBPについて勘違いによる批判は昔からありますが、EBP

      • GCI 2024 Summerの感想

        今更感はありますが、2024年の春から夏にかけて東京大学グローバル消費インテリジェンス寄付講座(GCI:GLOBAL CONSUMER INTELLIGENCE)の講座を受講し、無事に修了することができました。Pythonガチ初心者だったので、思い出しながら感想を書きます。 講座の概要講座の概要は以下のリンクから確認できます。 内容は、「データサイエンスを通じてAIの基礎となる考え方を学び、マーケティングを中心としたビジネス課題解決の力を身につける、AI入門講座」です。主に

        • 実験研究から臨床研究へ

          先日は、以前お世話になっていた修士時代のゼミ合宿に参加していました。卒業して、それなりに時間が経っていますが、声をかけていただけていることには本当に感謝しています。 今は、臨床研究を中心に研究を進めているので、実験研究に触れる機会は激減したので、理解が追いつかず大変でした(笑)。なので、僕がコメントできることは、現在の大学院で学んだデザインや統計についてちょこちょこコメント言うくらいで、中身のある実質的ものはなにもなかったですね。 ← それでも久しぶりのゼミメンバーとも会

          文章の誤植がわからない

          子どもの頃から誤字脱字に限らず、いろんなことに注意を配るのが苦手でした。仕事中も、作業中に話しかけられて、作業内容が完全に飛んでしまったり、大事な書類を置きっぱなしにしてしまったり。仕事ではいろんな人に助けてもらいながら、なんとかやってました。 一方で、好きなことになると周囲の人に話しかけられても気付かない程、集中できたりと過集中な傾向もあります。入職したばかりの時、あまりにも注意が向けられないので、注意機能検査やコース立方体の高次脳機能検査を受けたこともあります。(もちろ

          独学の限界

          システマティックレビューの出会いシステマティックレビュー(SR)との出会いは、Evidence-based practiceに興味を持ったことがきっかけでした。当時のSRはエビデンスピラミッドの頂点に位置していましたが、SR自体が普及しておらず、研究方法に関する文献もあまりありませんでした(当時はCochrane Handbookとにらめっこしていました)。 その後、Mindsからガイドライン作成のマニュアルが公開され、私はそのマニュアルとにらめっこしながら独学でSRを勉強

          好きな論文の箇所

          新人のときは論文を読むことが大変でした。 当時はGoogle 翻訳の精度も十分ではなく、電子辞書を片手に1本の論文を読むのに2週間かかっていました。(中学・高校の英語成績は2でした) それから、わずか10年でAIに読んでもらうことができるようになったので、技術の進歩は凄いです。 好きな論文の箇所これを書くと『何言ってるの?』とよく言われるのですが、まあ許してください(笑) 理学療法士や整形外科の先生が『自分の好きな関節(靭帯・筋)はどこ?』と聞かれると答えられるのに近いのか

          駄作でも論文を書く

          はじめての記事を何にしようか迷ったのですが、あまりガッチリする記事も好きではないので、思ったことを書いていこうと思っています。今日は、共同研究のお誘いがあったのですが、標題の内容に関して思うことがあったので、書いていこうと思います。 自己紹介名前:ぼくくぼ(反対から読んでも「ぼくくぼ」で結構気に入っている) バックグラウンド:理学療法士(患者様と一緒にリハビリする人) 現所属:某大学のデータサイエンス研究科で博士前期課程在籍中(博士前期は2回目) その他:文献レビューのサポ