文章の誤植がわからない
子どもの頃から誤字脱字に限らず、いろんなことに注意を配るのが苦手でした。仕事中も、作業中に話しかけられて、作業内容が完全に飛んでしまったり、大事な書類を置きっぱなしにしてしまったり。仕事ではいろんな人に助けてもらいながら、なんとかやってました。
一方で、好きなことになると周囲の人に話しかけられても気付かない程、集中できたりと過集中な傾向もあります。入職したばかりの時、あまりにも注意が向けられないので、注意機能検査やコース立方体の高次脳機能検査を受けたこともあります。(もちろん、できませんでした)
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人と同じことをしても気付けない自分
誤字脱字に気付けない私ですが、社会に出るまではそこまで苦労してなかったです。実際、苦労を感じたのは論文を書いてからです。論文添削を共著者にお願いすると、内容の添削より日本語指導みたいになっていました。流石に「マズイ」と思ったのか、自分でも驚く勢いで周囲の人に「どうやって誤字脱字がないか確認しているのか?」と聞いてみました。すると、挙がった方法は概ね3つくらいでした。
文章を3回読む
文章を3回音読する
文章校正ソフト(Wordなど)を使っている
いや、自分が既にやってることじゃん…(もう悲しいを通り越して、虚無)
「ちゃんと文章読んだ?」「音読3回もやれば気づくでしょ」と言われるのですが、気付けないんですよね。なぜ、自分は音読しても誤植に気付けないのか、自分自身をよく観察するとあることに気づきます。それは、『文章を推測して読んでいて、実際に書かれている文字を読んでいない』ということでした。で、「一文字も逃すまい」と音読するとめちゃくちゃ疲れる…
気づいた後も結局は、認知負荷が高いと文章の最後はダラダラと読んでしまい、誤字脱字には気付けないということが続きました。(結局、直らず)
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救いの神ーLLMー
Chat GPTをはじめとする生成AIの登場は、僕のような誤字脱字に気付けない人間にとんでもない恩恵を授けてくれました。誤字脱字を確認するMyGPTを作れば、誤植をみつけてくれます。また、文章の体裁なども確認してくれるので、僕がこれからの時代を生きていく上で、なくてはならない存在になりました。ネット環境がないとLLMは使えないのが痛いですが、僕のような人間をサポートしてくれる良いパートナーです。
GPTsで公開されているものもあるので、リンクを貼っておきます。
※論文の作成におけるLLMの使用は、各学会の方針を遵守する必要があります。