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EBPを現場に根付かせるには

先日、Evidence-based practice(EBP)関する実践報告が採択されました。投稿まで2ヶ月で仕上げたのですが、キツイ業務をしながらスピード感を落とさずに何回も原稿を反芻してくれた友人には本当に感謝しています。また、公開されたらアナウンスしたいと思います。

ちなみに、今回の報告は試しに以下の書籍を参考に書きました。
査読者からのMajor revisionもなく、スッと論文が通ったのでオススメです。

EBPについて

勘違いによる批判は昔からありますが、EBPは「理論的」に非の打ち所がないと思っています。(「理論的」にというのが重要)

僕はエビデンスを使いこなしている人が『Coolでかっこいい!』と魅力的に映りるのでこのような、点に関心を持つのでしょう。

一方、臨床現場にEBPを導入しようとすると障壁が多数あります。ここは、自分も痛感しています。「時間がない」「リソースがない」「母国語が英語じゃないので情報にアクセスできない」などは代表的なものかと。

近年のEBPの動向に関しては、看護研究から友滝先生を筆頭にとても読み応えのある記事が出版されています。EBPの実装に関して、日本語でここまで詳しく解説されている記事は初めてかと思います。お時間がありましたら手に取ってみてください。

EBPは組織で取り組む課題

僕は看護師さんのEBPに関する論文を読むことが多いのですが、学びが多いです。Change Theoryは初めて読んだときは、とても感動した記憶があります。他にも「組織の文化はどうか」、「上司のEBPに対する態度はどうか」、「社会的な要請があるか」など、医療提供者の個人的要因以外にも考慮すべき要因があるので、組織としてEBPを実装を強く意識するようになりました。今回の採択された論文には、主旨が違うので記述はしませんでしたが、組織の文化等や組織外の要因も考慮した取り組みが裏ではあります。いつか、裏話も紹介できる機会があると嬉しいです。


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