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短歌を詠めるかな

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十年以上も前に、短歌を読むことに興味を持った。大河ドラマ「光る君へ」を見ていて、その興味が再び湧き上がってきた。木下龍也さんを知って、私も心の機微を言葉で表したいと触発された。 …
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#創作

【2021年星新一賞落選作】オレはタケルの軍師 (9845字)

 バイトで疲れ切って家に帰る道すがら、オレは不意に声をかけられた。 「そこのあなた、ゲー…

鳴島立雄
1か月前

【短歌】おやすみと言う声がない母の家、人っていつか逝くんだと知る

 人間いつかは死ぬものだ、と言うのは、私の一つの人生の信条である。自分より年上の方々が年…

鳴島立雄
2か月前
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【短歌】渋滞の先につながるテールランプ、天の川なら空でかがやけ

 高速道路の渋滞にはまったことがあるか。ひどいもんだ、渋滞ってのは。運転している身からす…

鳴島立雄
2か月前
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【短歌】会うたびに「死にたいわけじゃないけれど、次は私」と母がほほえむ

 三十年以上も子供から離れて長崎に一人移り住んでいた母は、十年以上前から介護が必要な状態…

鳴島立雄
2か月前
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【短歌】山道に沿う家々のきらめきに寂しさつのるクリスマスあと

 母の家から少し山に向かって走ったところにある集落で、クリスマスの時期に色とりどりのイル…

鳴島立雄
2か月前
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長崎道に入ってからの想い

母が故郷の長崎へ引っ越してから、30年以上経つ。 その間何度も車で1000km近くの距離を往復し…

鳴島立雄
2か月前
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