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【短歌】山道に沿う家々のきらめきに寂しさつのるクリスマスあと

 母の家から少し山に向かって走ったところにある集落で、クリスマスの時期に色とりどりのイルミネーションが飾られていた。連なった何軒かがまるで競うように。何かしらのキャラクターであったり、花であったり、様々なものをかたどっていた。

 それを見に行った当時は、まだ現役の会社員であったため、クリスマス前にそこへ行くことはできなかった。それでも2~3日すぎでもまだ電飾されており、そのきらめきを見ることができた。

 しかし、もうクリスマスは終わっている。そう思うと、それらのイルミネーションが何だかとても寂しいものに感じられるのだ。だって、クリスマスを彩るために飾ってあるはずなのに、そのクリスマスは終わっているんだもの。

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鳴島立雄
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