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コミカライズされているが、本(テキスト)から入った方がいい「横浜駅SF」

<SF(162歩目)>
先に、コミカライズされた作品から入ってしまいました。インパクト強くて、書籍の方で登場人物が顔まで想像できて、逆に柞刈湯葉さんの主旨を逸脱した感じしています。

横浜駅SF
柞刈湯葉 (著), 田中 達之 (イラスト)
角川書店

「162歩目」は、柞刈湯葉さんの人気作。私は、新川権兵衛さんの漫画から入ってしまった。

すると、作中に出てくる「横浜駅」や登場人物のイメージがすべて新川さんの絵になってしまい、柞刈湯葉さんが描いた笑える箇所が素直に笑えなくなってしまった。

それくらい、漫画の力が強いと感じました。

たぶん、柞刈湯葉さんは面白がって、「横浜駅」の増殖を描いたのだと思うのですが、そのニュアンスが漫画版と異なっている気がした。

最初に、本(テキスト)から入った方が、もっと楽しめたと思いました。

柞刈湯葉さんの才能は他の作品でも感じることできますが、最初はこちらの書籍から入った方がいいと感じました。

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