社会の「理不尽」に耐えるには「理不尽ゲーム」
<文学(1歩目)>
私の大学時代の山岳部監督。
登山を教えていただいた、山中では常に過激なご指導の監督でした。OBになり一息。現在は「読書」の情報をいただく関係です。
先日読んだ本ですが、
「理不尽ゲーム」
サーシャ・フィリペンコ (著), 奈倉 有里 (著)
集英社
ご紹介いただくまで著者のサーシャ・フィリペンコさんを知りませんでした。
昨年からのウクライナ戦争の当事国の一つのベラルーシの作家です。
ベラルーシと言えば、これもまたおススメされたノーベル文学賞受賞者のスヴェトラーナ・アレクシエーヴィチさんしか知らなかったのですが、「理不尽ゲーム」は読後にうなってしまいました。
世の中に色々な避けては通れない「理不尽」があるかと思いますが、フィリペンコさんが描く「理不尽」は半端ではない。
ビジネスマン世代の私たちが日々直面する「理不尽」の更に上をいっています。帯に「ディストピア小説」とあり、人生の「理不尽」に対峙している時には、更に落ち込みそうな本に見えますが、ご安心ください。
この本には「愛(love)」があります。
私たちの日本は、フィリペンコさんが住むベラルーシに比べて国家による「理不尽」ははるかに少ない。
しかし、皆さんが所属する「組織」には沢山の「理不尽」があるかと思います。そんな「理不尽」に対峙している時に心があたたまり、前向きになれる小説です。
引き続き、「オモロイ」「イケル」作品を不定期ですが、ご紹介していきます。
私の現在のサルベージ(発掘)作業の主たる分野は「文学」「SF」「探検」です。
よろしくお願いいたします。
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