過酷なアフガニスタンの女性たちから「千の輝く太陽」
<文学(104歩目)>
ホッセイニさんの作品は素晴らしいです。知らなかった世界に触れることが出来ました。
千の輝く太陽
カーレド ホッセイニ (著), Khaled Hosseini (原名), 土屋 政雄 (翻訳)
早川書房
「104歩目」は、カーレド・ホッセイニさんの「千の輝く太陽」「君のためなら千回でも」は素晴らしいです。
今までに取り上げた「カブールの燕たち ヤスミナ・カドラ」「テロル ヤスミナ・カドラ」「帰りたい カミーラ・シャムジー」と同様にイスラム教世界を理解する為に必要だと感じました。
ただし、この作品は「イスラム教」と言うよりも、アフガニスタンの家父長制とタリバンによる統制が主です。
主人公の少女の人生が厳しく、これはフィクションであることを確認したいレベルです。ただ、ホッセイニさんが触れている様に同様なことはままありそうです。
アフガニスタンで過酷な生を強いられた女性たちの状況が、娘を持つ者として心を突きます。
そして全ての心を揺さぶる衝撃的なシーンが無くても、小説として素晴らしい。
なんか、確実に再読すると思います。
差別、貧困、虐待、女性蔑視。
これを深く考えられる作品です。
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