20年前のAIにかかわる考察「グラン・ヴァカンス: 廃園の天使1」
<SF(131歩目)>
20年前、私たちはAIについてどんな印象を持っていたのか?この回答があります。
グラン・ヴァカンス: 廃園の天使1
飛 浩隆 (著)
早川書房
「131歩目」は、飛浩隆による、執筆時には早すぎた作品。しかし、2024年になり時代が追いついてきている。
実は刊行時に一度挫折しています。
二年後に再度トライして読みました。
AIものもかなり多くなってきましたが、この作品は最初に蜘蛛と天使で戸惑うのですが、それを超えると作者が伝えたい世界(この作品と「ラギッド・ガール」)に突入できます。
最初の200頁を超えるのに工夫が必要でした。
AIたちの誕生の過去の経緯が、今考えるととても重要な感じがします。
今年も暑い夏がやってきたので、このアツい世界から響くモノも多い。
グロテスクだけど美しい世界です。続編の「ラギッド・ガール 廃園の天使II 早川書房」も一気に読むといいかも。
その後の作品「象られた力 早川書房」も後日書きます。
飛浩隆さんは才能がほとばしる作家、もっと作品が読みたくなる作家です。
今日で262日目、私の朝のルーティンです。
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