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nakatanaka0909
シンプルに読むのが楽しいリョサの作品「フリアとシナリオライター」
<文学(226歩目)>
濃厚な作品もいいけれど、こんな感じの面白い作品は「いいね!」です。
フリアとシナリオライター
マリオ・バルガス=リョサ (著), 野谷 文昭 (翻訳), 斉藤 壮馬 (解説)
河出書房新社
「226歩目」はマリオ・バルガス=リョサさんの自伝的な小説。
そしてペルーの社会がうかがえる興味深い作品です。
今まで2作品を紹介したのですが、それらの「重さ」と一線を画す面白く、読みやすい作品でした。
色々な手法で描けるって、才能すごい。
私は、今回の「フリアとシナリオライター 河出書房新社」と「楽園への道 河出書房新社」の試みが好きです。
「密林の語り部」が最初の出遭いだったのですが、毎回期待をいい意味で裏切られる楽しみがあり、南米の濃密な空気が伝わる面白い作品でした。
特に登場人物が「濃い」(笑)
伯母さん、そしてカマーチョがとても魅力的です。
伯母さんは、年上の女性の魅力をふんだんに備えています。
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