アルタイの乾いた空気の下で「アルタイの片隅で」
<文学(149歩目)>
素晴らしい自然、素朴な人々。とてもいい作品です。
アルタイの片隅で
李娟 (著), 河崎 みゆき (翻訳)
インターブックス
「149歩目」は、中国現代文学ですが、舞台は中国語が通じない遊牧民が住むアルタイ地方。
あ~『文章から色がにじみ出る』。美しい文体です。そして李娟さんの視点はなごめる。
もともと紀行文が大好き。なので、「アルタイ」なんて知らない世界の地名があったので、手に取った。
李娟さんは中国人だけど、新疆ウイグル自治区のアルタイ地方に住んでいる。なんと中国語も通じない遊牧民の世界。ここでの遊牧民との交流が素晴らしい。
お金が工面できずに引き取りに来れないブラウスを女の子にプレゼントするシーン。
あ~、文字で色や風や匂いまでも感じられると思いました。
よかった。
また翻訳された河崎みゆきさんとの出会いがすごい。電話一つで翻訳に、「アルタイの片隅で」の李娟さんと同じ人(人柄)だったらしい。素晴らしい。
おかげさまで、こんな美しい作品が読めた。
たまたま、私が山岳部にかかわるので、こんな世界が大好きなわけなのですが、これは一般的な自然が好きな方に読んでもらいたいと思いました。
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