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時間のズレは、愛の邪魔「ホライズン・ゲート 事象の狩人」

<SF(110歩目)>
早川書房の「ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作」。今後にとても期待です。

ホライズン・ゲート 事象の狩人
矢野 アロウ (著)
早川書房

「110歩目」は、短めの作品ですが、投下されているプロットは多い。
そのため、短いがなかなか難しい。矢野アロウさんの次の作品を読んでみたいと思いました。

ブラックホールへと接近する少年は、過去・現在・未来を見通す脳構造を備えている。

この設定はとてもおもしろい。
これだけでいろいろな作品になりそうです。

つまり、この特殊な設定だけで作品になるのに、他のプロットも入れるので、短めの作品でオーバーフローしている感じはあります。

文庫化前に、色々と「厚め」にしていただくともっと惹きつけると思いました。

とはいえ、こんな不思議なプロットを入れてくるのだから、才能がうらやましい。

今後も注目して読みます。
次作期待です。

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