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tatu-kuu(車いすおばあちゃん)
2024年1月3日 12:03
夢のマイホーム!「フリーター家を買う!」ではなくて「車椅子ユーザー家を建てる!」 その頃の私たちの住まいは予定通りに建て替えられた、きれいで、便利で、とっても使いやすい県営団地の車いす用住宅でした。お家賃もそれほど高くなく、建て替えの時には何度も現場へ行かせていただき浴室やキッチンなど全てチビな私に合わせて作ってくださいました。駐車場も玄関のすぐ前に2台分車椅子での乗り
2024年1月7日 13:24
夢のマイホームで同居生活ってさて、いよいよ夢のバリアフリー住宅計画が始動です。駐車場もキッチンも浴室も県営団地よりも暮らしにくくなっては意味がありません当時木造住宅には認可されていなかったらしいのですが、ホームエレベーターは必須ですさらに、いろいろ夢を見ていた私達は、あれもこれもと設備に注文をつけたのでしたさあ、大変ですどうなることやら、小さな町の建設会社が対応してくださるので
2024年1月9日 21:49
行くぞ!産婦人科!家に2人の主婦はいらないですよねと思い始めたころリハビリでお世話になった先生から連絡がありました。「病院で受付のアルバイトを募集しているの、どうかな」「フルタイムじゃなくて、週に2~3日なんだけどね」仕事を辞めてしばらく休み、だいぶ気力も復活した頃でした、「行きます」「お願いします」またまた専業主婦は一休みして、嬉々としてアルバイトを始めました。やっぱり仕事
2024年1月10日 20:40
「おめでとう、奇跡だね」産婦人科ってどんな感じなんだろう若い女の人が大勢いるんだろうなみんなおなかが大きくて、幸せそうにキラキラしてるのかな そこへ車いすの私が一人で行ったら絶対に注目の的だよねなんて思われるんだろう 妄想や卑屈な考えがあとからあとから湧いてきて止まりませんあ~やっぱりやめようかな 就職はしてみて、ダメなら辞めればいい結婚もしてみて、ダメなら離
2024年1月13日 16:45
「産まれたよ、見においで!」諦めたとたんに私のおなかに宿った小さな命その頃、我が家には1歳になったばかりの長男がいました血はつながっていませんが名前はたつのりといいます。たつのりの可愛い姿を思い浮かべて辛い不妊治療や検査も頑張れました 1989年(平成元年)3月26日「産まれたよ、見においで!」実家の母から電話がありました。「わかった、すぐ行く!」長男たつのりが生まれ
2024年1月15日 19:40
「切迫流産」妊娠の経過は順調で、つわりもそれほどひどくはありませんでした車の運転も普通にして定期検診や母親学級に通っていたくらいですその日もいつもの通り夫は出勤、義母は趣味のパチンコに出かけていたある日、なんとなくお腹が痛い気がして「何か悪いものでも食べたかな」とトイレへすると、だんだん痛みが強くなりその痛みは、一定の間隔で繰り返し襲ってきます「これはちょっとおかしいかも」
2024年1月21日 23:26
「ライバル登場」「わん、わん」「わん、わん」白いもふもふの塊がクルクル回ったり、飛び跳ねたり車いすのひざに前足をかけて、抱っこをせがみますかわいいかわいい長男タッチの熱烈大歓迎が待っていてくれました!「ただいま~、タッチ~」さあ、タッチが待ちわびていたママは、最強ライバルの赤ちゃんを連れて帰ってきたのでした娘が泣いて、おむつを替えたり、母乳をあげたりするとたっちくんのいたず
2024年1月24日 17:01
「こんなお身体でたいへんですね」 長女と二人でお出かけができるようになりました。愛犬たっちくんのお散歩も車で近くの公園まで行きます。まず、車椅子の膝に娘を乗せて車まで連れていきますチャイルドシートは座席が高すぎて一人では乗せられないので使えませんでした。代わりに、大きなポケットのついたエプロンのような形のシートを見つけました。助手席にエプロンを付けて、穴が開いてるポケットに両足を
2024年1月25日 13:24
「心躍る感動の瞬間ですが」「○○ちゃぁん、こっち向いてぇ」「はい、ポーズッ」「ちゅきにかわって、おっしょっきよっ」インスタントカメラや、SONYハンディカムで何かにつけて撮影会がはじまります。我が家の姫は元気にすくすく育ってくれています 初めての寝返り初めてのハイハイ初めてのお座り初めてのたっち初めてのあんよ 心躍る感動の瞬間ですが、悲しいことにあまり記憶にありませ