アウトプット大全・インプット大全を読んでみた②
こんにちは。「共学共伝の会」の石原です。
前回に引き続き「アウトプット大全」と「インプット大全」の紹介です。
今回は「インプット大全」の具体的内容を紹介していきます。
「インプット大全」 著者:樺沢紫苑
本を読んで勉強しよう!と思う方や、すでに習慣レベルまで読書が身についている方、セミナーに参加したり積極的に情報を取りに行っている方などと皆さんの環境は異なるかと思います。
「インプット大全」を読むと自分の今までのインプット活動について振り返ることが出来ます。足りない点を補い、出来ている部分はその良さを再認識することが出来ますので、是非手に取って読んでみることをお勧めします。
では、内容を見ていきましょう!
※今回も思いの丈を書きすぎたため、「本の読み方」の章までしか行きつきませんでした。
基本法則
➀「なんとなく」読む、聞く、見るはNG
②「インプット」と「目標設定」はセットで
➂インプットとアウトプットは「表裏一体」
④アウトプット前提でインプット
基本法則として➀~④ありますが、④が一番重要で➀~③は④に包括されていると思います。
前回の投稿でも「アウトプット前提でインプットする」との考え方はインプットの極意であると書きましたが、「インプット大全」に書かれている内容のすべてはこの考え方に集約されると思います。
では、どのようにアウトプット前提でインプットをしていけばいいのでしょうか。その内容が「インプット大全」に80個のポイントして記載されています。
その中でも、私が強くお勧めだと思うものをピックアップしました。
いずれも甲乙つけがたし!って感じです。この投稿を見て興味が湧いた人は是非とも「インプット大全」を手に取って読んでみてください。
それぞれの環境や今までの経験から気付きのポイントは違うと思います。
本の読み方
ここでは01~11のポイントが挙げられています。
それぞれのポイントどのような関係性になっているかを構造化できるように重要な順番に並び替えていきます。
03深く読む
この「本の読み方」の章の中でも中心的ポイントは「03深く読む」ですね。
「深読」=「内容について議論できる水準」で読む ことを勧めています。量やスピードは「深読」が出来た後で目指すべきとしています。
「行動」に移さなければ自己成長にも現実世界に影響を与えることもできません。「行動」に移すためにはインプットした情報について理解を深めなければなりません。
早く・いっぱい読んでも忘れてしまうのであれば、読んでいる時間は自己満足に浸っている時間ですよね。
経験では何度も読んで・深く考えて、ようやく腹落ちしたり、気付きを得られたりすることがあります。表面をさらって読んでも気付きを得られることはありますが、見逃したりする部分もあるので、もったいなと思います。
「深読」するためには「04感想を前提に読む」と「09問題解決のために読む」が具体的な方法になるかと思います。
二つとも「アウトプット前提」の何に向けてにあたる部分ですね。
04感想を前提に読む
「感想」って、誰かに伝えるため のニュアンスを感じませんか?筆者に感謝を伝えたい、誰かに内容紹介したいなど、自分以外の方へ向けて発信したい内容が「感想」だと思います。
この本にはどんなことが書いてあったのか、自分はどんな気付きがあったのか、何を実践したいのかなど、が「感想」で伝えたい内容になるかと思います。
感想を前提=上記の観点を頭に思い浮かべながら読むわけですから、より意識を集中して読書に入っていくわけです。そうすれば、理解も深まり、多くの気付きを得て、実践に移しやすくなるわけですね。
やはり、意識を集中させることっていうのはとても大事だと思います。
09問題解決のために読む
世の中には数多くの書物が出版されています。本屋や図書館に行けば、ありとあらゆる分野の本が並んでいます。いろんな方が、自分の経験や知識を本の形にまとめて世の中に送り出しているわけです。
自分が抱えている問題や悩みも多くのものは、他人も同様に悩み苦しんでいる可能性があります。ある人は解決方法を見出して解消していることも多いです。
完全に自分だけしか発生しない悩みはそんなに多くないはずです。私もすべての悩みを知っているわけではないので断言はしにくいですが、たぶんそうでしょう。
「インプット大全」の中でも「この世の中の悩みの95%以上は、本を読めば「解決法」がわかる」と言っています。
悩みを解決したり・効果的な対応方法を見出した人は、その情報を本として売り出し、情報を提供する対価として収益を得ていると思います。そのように知識と経験が詰まった本にはいろんな悩みを解決する力があると思います、多くの悩みはどこかの本に解決法が記載されているものです。
今欲している解決策が、どこにそれが記載されているかがわからず、早く解決したい場合は、知っていそうな人に相談したり、専門家にアドバイスを求めていくのです。
もし、切羽詰まった問題や悩みでなければ、問題点を頭に入れながら多くの本を読むことで、解決法が記載された運命の一冊に出会うこともできるでしょう。それは具体的な問題解消の内容であったり、人生を歩んでいく上での指針となるような内容であったり、いろんなレベル感の問題に対応できると思います。
自分の中で「〇〇を知りたい」と整理した状態で情報に接触していると、「これが解決の糸口になるかも!」と気付きを得やすくなるなと感じています。このような気付きを得たらあとは実行あるのみです。深く読んだり、類似の本で補強などすれば、解決に向けて歩んでいけることでしょう。
08効率よく読む
「でも、そんなに時間をかけていたらなかなかいい情報に出会えないよ!」と思うかもしれません。そこでおすすめなのが、「08効率よく読む」です。
本の目次に目を通して、どのような内容が記載されているかをざっくり把握し、興味がありそうなところや心惹かれそうなところを「パラパラ読み」をする。良いと思ったものはそこから本格的に読み込んでいく。そうすると構成や内容を把握しているので、深く読めるしスピードも出せる。
読書好きの方が言っていました。「同じような内容が複数の本に書かれていることがあるので、そのような内容を信じるようにしている」
本も読み慣れてくるとそのような境地に行きつくんだなーと感心しました。であれば、パラパラ読みをしながら、知っている内容を飛ばして、今までとは違いが出るところ拾っていけば、効率的だと思います。
本のすべてを読む必要は無いのです。
自分が必要とする箇所や大事だと思うポイントを的確に掴んで、それを理解し、実践していけばいいのです。
今まで読んだ本の中で、すべての内容を覚えている本はありません。
一冊の本から数個の気付きを得て、使えそうなものは実行に移していく。
覚えているのは、実際に実行に移しているものや、今後のためにメモに残しているポイントぐらいです。
パラパラ読みをして「自分が大事だと思える点に出会えればいい」と考えています。
まとめ
今回は本の読み方の章を取り上げました。
アウトプット前提で深読みしていきましょう。
今回上げた4つのポイントは私が特に大事だと思う点です。そのほかの7つのポイントは内容を補強したり、おすすめ方法が記載されています。
ここでは触れませんが、参考になる方も多いと思いますので、是非お読みください。
今回も思いの丈を書きすぎたため、「本の読み方」の章までしか行きつきませんでした。次回はもう少し短めにまとめたいです。