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詩「理由」


チクッチクッと
這えずり回っては
針を刺す様に
掴みかかって
私の全身をグラグラガタガタと揺るがす

もう
目の前には
してしまったという
結果だけが転がっていて…

虚ろな目をしてる私に
あなたは 何度も何度も
私の中を
チクッチクッと行ったり来たりしては
一定の速さで
「どうして どうして?」
と私にただ問い掛けるだけで

そこには何も存在しないというのに…




あの笑顔を裏切りたくないのです
悪い子は
みぃんな私
例え嘘をついてでも
守りたい何かがある
それが
どうしようもないほど
ちっぽけなプライドでも

ごめん 神様
カッコつけてるだけだって
とうに知ってるよ
でも
やっぱり つくしかないんだ
ごめん
99%は自分の為
本当 勝手だね
だけど
あの時の私とあなたを守りたいから
私は嘘をつきます

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