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詩|ないものねだりの絶望

渇きを癒やそうと
時間を犠牲に手に入れて
初めから何もなかったと気づいたとき
一歩も動けなくなった


今思えばあなたは雲の上の存在で
あれはきっと雲の切れ間から刺した一筋の光が
僕の心臓を燃やしたにすぎないのだろう


あまりに遠い


涙が体の芯に吸い込まれていく感覚は
確かに僕が望んだことだけど
できることならうれしさも添えてほしかった



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