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詩「おじぎ草」


高い空の下
足元に咲いているおじぎ草を見ると
腰を曲げ
小さく縮こまりながら
お辞儀をしていたあなたの後ろ姿を思い出します

鼻の奥
ツンとした香りがして
零れ落ちそうになるのを必死に堪えていた
あなたは
何を想って
地面したを向き続けていたのでしょうか?

今度は
自分の為だけに咲いていてね

いつの間にか
閉ざされは葉は開き
ただ
光の粒を受け止めていた

今度こそ
自分の為だけに…



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