食いすぎで不健康だった医者が実践した心と体もハッピーになれた「ファスティング習慣」
不健康で食い過ぎだった私
私が大学病院で働いていた時、毎日手術の連続で、緊急で呼び出しがあることも日常茶飯事。外科医の生活は想像以上にハードで不規則でした。
だって、朝から始まった手術が21時くらいに終わったり...。汗
深夜に帰宅して、お腹いーっぱいご飯を食べて
『あー、もう食べられない~。』🤤
ドカーンと睡魔が襲ってきて、毎日寝落ち。
満腹で寝た翌朝は、胃もたれ状態で何も食べたくないのでブラックコーヒーだけ。朝は食べてない生活をしていたつもりだったけど、手術前や外来前に大福、手術や仕事の合間にお菓子とかフルーツジュースを買って
小腹を満たす。
こんな生活をずっと続けてました。
気がつくと筋肉は脂肪に、体重は学生時代より10㎏増加。
ガーン!!!😱
朝起きた瞬間から体がだるくエネルギーがなくて、いつも背中に
何か重いものを背負っている感覚を持ったまま働き続ける毎日でした。
「これはどうにかしないとやばい!」
そんな時アイザック・H・ジョーンズ著の『超一流の食事法』に出会い、
それをきっかけに私は体質改善のために研究という名の人体実験を
始めました。
行きついた習慣が「少食ライフ」
私が実践した習慣「少食ライフ」って?
少食ライフとは、「節度のある食事(節食)を実践するライフスタイル」のことです。具体的には食べ過ぎない生活を続けること、
私は間欠的ファスティングを行っています。
最近ファスティングってよく聞きますよね?
芸能人だとローラさんとか、EXILEのATSUSHIさんが実践してると
有名になりました。
日本だと、ファスティング=断食というイメージがあり、
飲まず食わずの苦しい印象が強く、なかなか実践しようと思えなかったり、継続できなかったりしますよね。
でも本当は「食事を完全に断つ」ことではなく、
「必要な栄養素をとりながら固形物の摂取を制限する食事戦略」なのです。
Fun Fact!まめ知識
江戸時代の儒学者・漢方医の貝原益軒や、16世紀に106歳まで生きたルイジ・コルナロ、中国古典医学書やインド古代医学の教えにも、食べすぎの弊害について説かれています。
・若いころにできた運動を久しぶりにやってみたけど体が動かなかった
・肉を食べると胃もたれするようになってきた
・寝つきが悪く睡眠時間が短くなり、夜中にトイレにも起きる
全部「年をとったから」という理由で片付けちゃいませんか?
私はそうでした。
この老化の原因の多くも食べ過ぎにあると思います。
じゃあどうしたらいいの?
「食べなきゃいいんじゃん!」って思いますよね?
でもね!!!↓
食事法の改善だけでは意味がなかったんです!
食事だけでなく、生活スタイルを改善しないとファスティングの効果は
発揮できなく、継続ができないんです。
ストレス溜まると甘いもの食べちゃったり、、、
人間は欲に弱いもの。
そこで医者の不養生を自ら実践していた生活を改善し、
どうやって少食ライフを開始・継続していっているかについて
本にしました。
・必要な栄養素
・三日坊主の方のための運動メニュー
・良質な睡眠
・デトックス方法
・ストレスフリーな生活
についてなど、私たち現代人のライフスタイルをうまくコントロールし、
幸せに生きるヒントを余すところなくご紹介します!
私自身、固形物を"食べない"食生活を初めて行ったとき、
体の疲労感の消失、頭の冴えが戻ったことは今でも忘れられません。
みんなで自分の人生をコントロールして、
健康を維持し、豊かな人生を楽しんでいきましょう!
前作が気になる方はこちらへ「プロローグ」を試し読み↓
著者 石黒 成治 (いしぐろ・せいじ)
消化器外科医、ヘルスコーチ
1973年、名古屋市生まれ。1997年、名古屋大学医学部卒。国立がん研究センター中央病院で大腸癌外科治療のトレーニングを受ける。その後名古屋大学医学部附属病院、愛知県がんセンター中央病院、愛知医科大学病院に勤務する。2018年から予防医療を行うヘルスコーチとしての活動を開始。腸内環境の改善法、薬に頼らない健康法の普及を目的に、メールマガジン、YouTubeなどで知識、情報を分かりやすく発信している。Dr. Ishiguro YouTubeチャンネル登録者数は13万人(2021年5月現在)。著書に『食べても太らず、免疫力がつく食事法』(クロスメディア・パブリッシング)。