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séi - watcher 食 ピックアップ

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pixivに投稿している長編の中から、食べ物や食事シーンがある話をピックアップして投稿していきます。 第一話から始まる訳ではないので、話やキャラクターの人となりがわからないかもし…
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#オリジナル小説

séi - watcher 086 浮き立つ楓

   浮き立つ楓  私は然と連れ立って食堂に赴くと、真っ先に食器返却口近くに居たロビンさ…

LEGNA
3年前
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séi - watcher 077 ドキドキ!ランチデート 1

   ドキドキ!ランチデート 1 「…ふぅ。」  チャイムが鳴って、試験期間最終日のHR《…

LEGNA
3年前

séi - watcher 064 セツとの対話 1

   セツとの対話 1  一通り連絡事項やニュースをチェックし終えた私は、然と周さんとそ…

LEGNA
3年前
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séi - watcher 060 刹と フリージアと バイキング

   刹と フリージアと バイキング  私は、体が千切れてしまいそうなぐらい全力で駆けて…

LEGNA
3年前
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séi - watcher 052 消えない違和感と甘夏のレアチーズタルト

   消えない違和感と甘夏のレアチーズタルト 「あ!こっちこっちー!」  喫茶店のドアを…

LEGNA
3年前

séi - watcher 049 青くて 薄っぺたくて 長いやつ

   青くて 薄っぺたくて 長いやつ  試験当日、どうにか集中力を持続させて乗り切った俺…

LEGNA
3年前

séi - watcher 048 ひとりの時間

   ひとりの時間  昼前。いつもより少し早く目覚めた俺は、ベッドの上で違和感を感じながら、いつも通りストレッチと瞑想をする。 (…そうか、周いないんだった)  違和感の正体はそれだ。いつもより静か過ぎる。 『シエンおはよ~』  間延びした周の声が無いだけで、この空間はとても静かだ。  身形《みなり》を整え、白湯を一杯ゆっくり飲んでから、ランニングウェアに着替える。  玄関を出てから、雨がしとしとと降っている事に気付く。 (フード被って走ればいいか…)  周が居たら風邪引い

séi - watcher 047 影の光景《ヴィジョン》 1

   影の光景《ヴィジョン》 1  然と打ち合って体の感覚を摑んだ私は、対極のような二人…

LEGNA
3年前

séi - watcher 046 賑やかな朝 晴れない空

   賑やかな朝 晴れない空  夜が明けて、少し肌寒くて目が覚めた俺は、空気を入れ換えよ…

LEGNA
3年前
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séi - watcher 040 気遣い

   気遣い  食後、洗い物を母さんに任せて、俺達は俺の部屋で試験対策を始めた。小一時間…

LEGNA
3年前

séi - watcher 039 悠と料理と直哉凄ぇ

   悠と料理と直哉凄ぇ 「「あ゛――っ、疲れたっ…!」」  俺は直哉と共に帰宅した。  …

LEGNA
3年前
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séi - watcher 037 甘夏と少女と吸血鬼

   甘夏と少女と吸血鬼  喫茶店のマスターが戻ったのを頃合いに、俺は拠点《アパート》に…

LEGNA
3年前

séi - watcher 036 甘夏の洗礼

   甘夏の洗礼  あれからポツリポツリとお客さんが来て、マスターも買い出しから戻ってき…

LEGNA
3年前

séi - watcher 035 混じり合う虚構と事実

   混じり合う虚構と事実  今朝、閑木さんから電話をもらった私は、今とある小さな神社に来ている。  閑木さんは、私の亡くなった夫の年の離れたお姉さんで、新潟に住んでいる。悠の妹が産まれて間もない頃に夫が亡くなり、事情を斟酌《しんしゃく》して里親となってくれた人だ。  閑木さんが言うには、昨日娘がこちらに向かった、との事だった。私を驚かせたくて連絡を入れなかったのは申し訳ないと謝っていた。出発してから何の音沙汰も無く、無事に着いたか気になり電話した…。  道に迷っているだけ