séi - watcher 034 turn ターン
turn ターン
お腹が空いて目が覚めた。外はまだ明るい。私はどのくらい眠ってしまったのだろう。
寝転がったまま視線を巡らすと、壁掛時計が十七時を指していた。日付が変わるほど寝ていなくて安心したけれど、目が霞んでいるし、まだ疲れが抜けていないのだろうか。少し体がだるくて伸びをした。
――あれ、腕が真っ黒…壊死ではなさそう、感覚はある。
寝呆け眼をよく開いて見てみると、黒く見えたのは毛だった。
起きたと思ったけどまだ夢の中なのだろうか。
いや、あの昏いとこ