偏愛!偏愛!偏愛!偏愛!偏愛!偏愛でたぐり寄せたU-30日本代表クリエイターとその後
オカダダイキとは
私、誠に僭越ながら、自己紹介させて頂きます。
山形県は山形南高等学校出身、早稲田大学社会学部卒業。
現在は、ADKにて駆け出しコピーライター。
ならびに、早稲田大学においては第20代早稲田王、
SNSにおいては証明写真の広告の人、
そして、華のヤングカンヌ日本代表。
名をオカダダイキと申します。
僕が広告業界に身を置いている理由は、
アイデアで社会を前に進ませることができると信じていて、
世界をひっくり返せると思っていて、
ユーモアで多くの人々を笑顔にしたいからです。
(最初から、鼻息が荒すぎでしょうか…)
誰かの笑顔のために人生を全うしたいと思ったのは、僕が小学6年生の時に起きた、東日本大震災がきっかけです。
山形の小学校に通っていた僕は、卒業式の歌の練習中、先生が指揮をやめて携帯電話に目をやり、そのあとに信じられないくらいの揺れが来たのを今でも覚えています。
被災地には多くの人がボランティアで訪れ、世界中から支援物資が送られました。
当時、小学6年生だった僕は、怯えるくらいしかできませんでした。でも、辛さを克服するために、笑顔を勝ち取るために、何かできないかを考えて、自ら行動を起こす大人たちの姿に感銘をうけました。
ちょうど『グローバル化』が叫ばれている時代でありましたが、
身近な人が笑顔でなかったら、いくらグローバルで活躍できても元も子もないじゃないか。
と感じました。
そこで僕は、多くの人々を笑顔にする、身近な人を笑顔にすることに、
自分の人生を費やしたいと、決意しました。
僕はSNSなど、あらゆるところで「世界で一番自由なクリエイターになる。」と公言しています。
この言葉が大好きなのですが、なぜか出典が何であったのかだけは思い出せません。けれども、この言葉に強く感銘を受けた僕は、身近な人や大切な仲間が苦しんでいる時に、その人が世界中のどこにいようとすぐさま助けに行ける『自由』な存在でありたい。過去の慣習や常識、権力にしがらみに囚われることなく『自由』な発想を持ち続けたいと思っています。
そのような僕の決意は、
広告業界の変化により、少しずつですが、カタチにできつつあるかと思います。
企業のブランド価値を高めるアクションとして、CMやポスター制作だけではなく、SDGsの達成を目指す現代において、企業と社会がより良い関係を構築していくために、広告費を世の中を良くする活動に投じるキャンペーンが増えているからです。
そんな入社してからの約2年間の実務で大切にしてきたものは、
「偏愛」力を強みにして、
「ド太くて強いクリエイティブ」を生み出す
ということでした。
ここでの『偏愛』力とは、
・他者を知ろうとする好奇心
・他者を理解し、壮大な未来を思い描く想像力
・理想の未来にたどり着くまで諦めない信念
のことを指します。
私が在籍している「BOLD EXPERIENCE」というチームは、
本質にど真ん中、どんな時代でも風化しない価値を提供する
まさに「太くて強いクリエイティブ」をつくるチーム。
この「偏愛」力で、クライアントの皆様の商品やサービスを強く愛し、
世の中に対して太くて強い、骨太なクリエイティブを提供できると考えています。
広告クリエイターは、社会の専門家、ひとの専門家、企業の専門家であるべきであり、世の中の解像度、ターゲットの解像度、ブランドの解像度を『偏愛』力で高めることが、太くて強いクリエイティブに繋がります。
但し、これは広告業界に働くようになって突如そう考えるに至ったわけではなく、思えば、小学6年生の震災の経験から学生時代に至るまで、
すべてを「偏愛」×「ド太くて強いクリエイティブ」という考え方のもと、生きてきた気もします。
この機会に、いくつか紹介させてください。
オカダの『偏愛』エピソード 3選
①早稲田大学愛
あらゆる過酷な試練を乗り越えて、5万人の学生の中で、早稲田大学を最も愛した人間に与えられる称号、早稲田王になりました。
(早稲田王になると、学園祭で最も人を集めるステージ"早稲田王決定戦"で、在校生やOBOG、受験生、そのほか大勢に大学に対する愛や学生が持つべき精神とは何かを語ることができる。)
僕がなぜこれほどまでに早稲田大学を『偏愛』したかというと、
田舎から出て来たばかりで井の中の蛙状態だったがために、人生初の挫折を味わった僕を救ってくれた仲間がここに集まっていたからです。具体的エピソードを交えてご紹介します。
自称「山形の神童」として上京し、自信満々に東京でも神童であり続けられるだろう、と意気込んでいた18歳の僕は、入学早々に出鼻を挫かれました。
むちゃくちゃ賢い人。世界で戦うアスリート。夏でも学ラン&常に下駄履いてる人。今まで出会ったこともない何かを超越した人物たち。しかも、そんな連中が同世代にごまんといる。
狭い世界でトップオブトップだった僕は、自分の小ささを痛感しました。
それでも何者かになりたかった僕は、YouTuberを始めてみたり、100人でドッキリを仕掛けるサークルを立ち上げたり、エアバンドを組んでみたり、
どうにか爪痕を残そうと必死にもがいて、いろんな事に挑戦はしてみたものの、ことごとく失敗。
けれども、たくさんの挫折を繰り返す中で、早稲田大学には必ず挑戦を助けてくれる仲間がいて、挫折を励ましてくれる仲間がいて、失敗を豪快に笑ってくれる仲間がいることに気がつきました。
どうしようもない自分でも、すぐそばにいてくれる仲間が大好きで、そんな仲間が集まる早稲田大学が大好きで、気づいたら早稲田王になるまで、早稲田を愛していました。
そんな『偏愛』を貫き、早大生5万人の中でたったひとりの「王」の称号を得ることができました。
P.S 一体、早稲田王ってどんなプロセスで決まるんだよ?と気になられたあなた。是非、岡田宛てにお問い合わせください。
②山形&東北愛
大学3年生の頃、地元山形が大好きな僕は、
東北出身者のためのサークルの幹事長を務めていました。
東北の人たちが東京にきたとき、なかなか友達を作りにくいため、東北出身者のみが入部できて、入学してすぐ『東北』繋がりで友達ができるようにするサークルです。
活動内容は、野球の試合を見たり、東京を散歩したり、郷土料理のいも煮を食べたり、東北の物産を販売したり、東北出身者たちで集まり、なんだか気が合う時間を分かち合うというものでした。
このとき、愛する山形県民、愛する東北出身者の人のために活動するこのサークルの魅力を伝えることができないか、と熟考して、「あ〜でもない、こ〜でもない」と生み出したのが、この広告です。
これは僕の山形愛、東北愛の表れ。
え、何で?そう思われたという方のために、僕なりの愛情表現に至る思考の流れについてご紹介します。
『愛すべき山形出身者、東北出身者のために何かしたい!!
↓
『東北』繋がりで友達ができるこのサークルを知ってほしい。
↓
どうすれば、東北の人が知ってくれる?
↓
ビラ配り?いや、そんな一般的なやり方では、チャラいイケイケサークルに埋もれてしまう。
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愛だ愛だ!愛で考えろ!東北の人まで届くような何かできることはないか?東北だ!東北!!東北出身者の先輩が何かすごい頑張ってたら、同郷の人は興味を持ってくれるはず!!いや東北出身者だからこそ身体を張って「東京でもなんとか生き抜いてる…」そんな姿を見せないと!!
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俺が身体を張ればいいのか?俺が頑張るしかないのか?俺が身体を張ればいいのか?俺が頑張るしかないのか?俺が身体を張ればいいのか?
↓
あ、俺の顔を貼るか、、、
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どこに?学校に貼っても、結局、無難なやり口で「東京でもなんとか生き抜いてる…」姿は見せられない。愛だ愛だ!愛で考えろ!愛だ愛だ!愛で考えろ!じゃあどこに?!駅は!!?駅に貼ればいいのか??大学の最寄り駅に顔を貼れば、なんかすごい頑張ってる感出るんじゃないか!!
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よし、じゃあ自分の顔と応募要項をポスターにして、、、応募要項なんて丁寧に広告を制作したら、「東京でもなんとか生き抜いてる…」姿は見せられない。顔だけのデザインをポスターにしてしまうか。
↓
けど、そのポスターの前を通らなかったら、どうしよう。愛だ愛だ!愛で考えろ!愛だ愛だ!愛で考えろ!SNSは間違えちゃった事故系投稿がバズりやすい!だから、ツイートの文章では、「間違えて自分の顔をポスターにして掲出しちゃいました。」ってことにするか!!
とすれば、このポスターがバズってしまえば、駅でポスターを見れなかった人もこの話題に触れられるし、自分の顔が広まれば、直接、大学内で声をかけてくれる人も出てくるかもしれない!!俺が自作自演でこのサークルを知ってもらう機会の火種になればいいのだーーー!!!!!愛だ愛だ!愛だ愛だ!愛だ愛だ!
山形を思う偏愛、東北を思う偏愛によって、「自分の顔」だけで2795万インプレッションです。
③企画愛
証明写真の駅広告がうまくいったこともあり、誰かを想像して、多くの人々を笑顔にする『企画』というものがより一層大好きになりました。
とある企業のインターン課題が、『2週間以内に、代表に、自分の選んだ映画を観たくさせる記事を書いてくること。』でした。
映画への知見もないし、おもしろ記事を書く力にも自信がなかった僕は、記事の面白さではなく、記事に懸けた熱意で奇襲を仕掛けようと考えて、
スターウォーズを選び、実際の口ケ地であったチュニジア(リビアとアルジェリアの間に位置する国)に、約1週間の取材をしにいきました。
渡航費も滞在費も自腹、英語も話せない、そのような中でも自分の『偏愛』を貫き通しました。
思いつくまではいっても、実際の行動に移さない人がほとんどではないでしょうか。それを『偏愛』の力で行動に移せてしまうのが、僅差で競り勝つ自分のスタイルです。
ちなみに、その愛は報われて、インターン試験を突破。1年半のあいだ、さまざまな手厚すぎるご指導を受けることができました。(よかった…。)
最近の偏愛エピソード!
早稲田を卒業して、社会人歴1年半が経った頃、ヤングカンヌという、30歳以下の広告クリエイターの中で日本一を決める大会で、デジタル部門の日本一になることができました。
『偏愛』×『ド太くて強いクリエイティブ』のスタイルが、
若手広告クリエイター日本一まで連れてってくれるとは、
非常にありがたいことです。
では、実際の課題と『偏愛』に基づいて開発した『ド太くて強いクリエイティブ』についてご紹介させていただきます。
課題:「アジアの海洋プラスチック問題を解決せよ。」
❶偏愛がベースとなった思考のプロセス:
『ん〜アジアの海洋プラスチックどうしようかなぁ。魚や海に影響を与える環境問題だよね〜。山形の内陸出身だし、全然わからないなぁ。』
最初はこのように自分とは縁遠い課題設定に手を焼きました。けれども、どうにかして、この縁遠い環境問題を、みんなの話題にしなくてはならない。そんな時にも僕の思考のエネルギーになったのは『偏愛』の力でした。
突如、僕を大切に育ててくれた山形の両親の顔が浮かんだのです。
僕と同じように両親も海洋問題は縁遠い。でも、両親にとっても海洋プラスチックの問題は何らかの形で悪影響を及ぼすことになる。どうにか、両親にもこの問題に興味を持ってもらう必要がある。そう言えば、この間も、コロナのこと、すごい心配してくれたなぁ。・・・まあ、実際、自分も感染者数とかすごい気にしているよな。・・・待てよ。そもそも、人間って、環境のことよりも健康のことの方が興味や関心があるんじゃないか。
海洋プラスチックの問題を環境問題ではなく、健康問題と捉え直せば、大勢に興味を持ってもらえるし、大勢の人がその解決に向けて協力的になってくれるのではないか。
多くの人々にとって縁遠い環境問題を、
愛すべき人にも被害が及ぶ健康問題へと再定義。
僕としては、両親に対する『愛』あればこその気づきであったように思っています。
❷ド太くて強いクリエイティブ化:
では、先程の気づきをどうクリエイティブへと昇華するか。
縁遠い問題を世の中の話題にしつつ、解決するための行動をどう促すか。
そこで考えたのは、少しずつコロナが収束しつつあるタイミングだったからこそ、次なる脅威として、みんなが解決すべき世界的ウィルスとして、大気中に潜むマイクロプラスチックを数値化し、その存在を身近なものにすることでした。
花粉やPM2.5が、天気予報で当たり前のように報道される今日。
大気中のマイクロプラスチックを数値化した指標を、
減少を目指すべき世界共通の目標にしていく、
そんな企画を考えました。
そんな『偏愛』ならではの気づきが『ド太くて強いクリエイティブ』へと定着したことによって、30歳以下のクリエイター日本代表の座を手に入れるに至りました。
拝啓 クライアント様 『偏愛の告白』
商品やサービスが売れる広告を作る。
それももちろん重要な役目ではありますが、各企業が掲げるビジョン作りから、その実現までコミットすること。
それが広告クリエイターの役目になってきていると感じています。
そんな時代に、あなたの企業を最も愛せるクリエイターでありたい。
恋愛と同じで、いっときを幸せにできるクリエイターは、きっとたくさんいます。その多くは、どんなに難しい課題でもさらさらと解決策が考えついてしまう才能を持ち合わせていたり、クライアントさんの発言に合わせて都合よく受け答えをしてくれるのだと思います。
けれども、そんなクリエイターにクライアントを真の意味で、一生、幸せにできるのでしょうか。それが本当に可能なのは、愛のあるクリエイターなのではないか。
僕はそう信じてします。
だからこそ、『偏愛』の力を持つ僕を頼ってみては、いただけないでしょうか。
井の中の蛙が人生で初めて味わった挫折に絶望しかけていた僕を救ってくれた学生時代の友人。都会の生活に馴染みにくい同郷の人々。
彼らに注ぐのと同じだけの
『偏愛』ぶりに『企画愛』を添えて。
『ド太くて強いクリエイティブ』を、
このオカダダイキがあなたに捧げさせていただきます!
ぜひ偏愛させてください。
あとがき。もしくは、宣言。
先ほども、話にあがりました、
ヤングカンヌの日本代表として、
今年の6月、世界一を決める本戦のため、
フランス・カンヌへ行ってきます。
全世代の全人類のために、
勝手に世界の未来を背負って、
自由に戦ってこようと思います。
僕が目指すのは、
業界の主役ではなく、世界の主人公。
目立つ存在として、とある物語内で語られるのではなく、
目指す存在として、物語そのものを生み出したいのです。
だから、広告の日本代表で終わるつもりも、
広告の世界一で終わるつもりもありません。
将来、子供たちが自分自身の夢を、本気で信じられるように、
子どもたちの夢を、僕たちが本気で応援してあげられるように、
僕たちが1つ1つ夢を叶え、目指す存在として背中を追ってもらえるような物語を創るんです。
これからのオカダダイキに乞うご期待。
世界一になってきます。
思いの丈をどうしても伝えたい。
そんなパッションだけで書いてしまいましたが、
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。
これからも、謙虚にひたむきに愚直に努力します。
引き続き、何卒宜しくお願い致します。