歯医者はカフェや美容院でもある 歯医者に行きたくなる方法を考えてみた
歯医者、歯科医院が苦手な人は多いだろう。
好きな人は少ないのではないかと思う。
私には、歯医者が好きだと言う友人がいる。
高校から現在30代まで、
もう15年以上の付き合いになる大好きな友人。
歯医者好きな友人曰く
話を聞いてみると、
歯医者の雰囲気が好きとのこと。
確かにクリーンな感じというか、あるよね。独特な雰囲気。落ち着く音楽もかかっていたりね。
歯医者の匂いも好きとのこと。
なるほどね。確かに何かの薬品の匂いなのか、歯医者っぽい匂い、あるよね。
歯石を取ってもらうとスッキリするとのこと。
それは確かにそうかもね。ちょっと痛かったりするけれど、口の中が綺麗になる感じがして良いよね。
抜歯もスッキリするとのこと。
おうおう。強いな。
彼女は、決して抜歯を恐れない。
親知らずを抜くことに全く躊躇しない。
むしろ積極的に抜きたがっているくらいだ。
あの調子だとおそらくもう彼女の親知らずの抜歯は、全方向コンプリートしているはずだ。
そもそもどうして歯医者が嫌なのか
この友人からすると、なぜ歯医者が嫌なのか謎かもしれないが、考えてみた。
歯石を取ったり、虫歯を治したり、
どうしても痛みを伴う処置が発生してしまうこともある。
痛いことされるかも → 行きたくない
今特に困ってない → 行かない
忙しくて時間がない → 行けない
気になる症状あるけど面倒 → 放置して様子見
痛くて我慢できない → しょうがないから行くか
こんな感じだろうか。
人間やっぱり痛いことは避けたいものだ。
それに行ったら、何をされるか分からない怖さもある。
後回しにしてひどくなり、ますます痛い思いをすることにならないように、早めの受診、定期検診を受けることは大切だと思う。
どうしたら定期検診に行く習慣がつくか考えてみた
◆行きつけのカフェに行く感覚で行ってみる。
行きつけのカフェなら行き慣れていて落ち着く。
美味しいコーヒーの香りと、働く人たち、他のお客さんも皆それぞれ好きなものを食べたり飲んだり、おしゃれなBGMの空間で何かに取り組んでいる。
歯医者だってカフェだ。行きつけ、いやかかりつけの歯科医院なら、いつもの顔馴染みの先生、衛生士さん達と会える。話せる。歯科医院特有のクリーンな香りも漂う。水でうがいもできる。落ち着くBGMも流れている。皆それぞれ何かに取り組んでいる。ここはカフェだ。
◆行きつけの美容院に行く感覚で行ってみる。
いつもの美容院なら予約もしているし何をされるか大体想像がつく。カット、シャンプー、トリートメント、カラー、パーマ。
美容師さんとの話に花を咲かせ、あっという間に綺麗な髪型に大変身。カットしたら髪もスッキリする。美容院から帰る頃にはさっぱり気持ちも晴れやかだ。
歯医者だって美容院だ。サロンだ。
歯科医院だってシャンプーをする時みたいに席が倒れる。横になったら、まるで癒しのサロンだ。
同じく予約はしているが、症状があって、本日のメニューが決まっていないこともあるかもしれないが、そこは先生お任せメニューでもいいじゃないか。プロにお任せ。
先生達と話して、歯石を取ったり、虫歯を取ったり、取るべきものは取って、スッキリする。帰る頃にはさっぱり気持ちも晴れやかだ。ここは美容院だ。
◆夫婦家族ぐるみで行く。カップル友人同僚と行く。
自分1人ではなく、周りを巻き込む。
1人ではないから、自然とサボらず行けるというのもあるかもしれない。一緒に行って、今日どうだった?と歯の健康に関する会話も増える。コミュニケーションが増える。日々の歯磨き習慣も、切磋琢磨できる。自分の大切な人たちの口の中の健康にも繋がって、良いことづくめ。
◆"何か"と歯科検診をセットにする。
歯科検診帰りにどこかで美味しいものを食べる。
どこか好きなところに出かける。
自分へのご褒美スイーツを買う。
ちょっと良いお肉を買う。
欲しかったものをポチッと買っちゃう。
何かとセットにしてみる。
あくまでメインはこっちで、ついでに歯科検診。
楽しいメインがあれば、ついでの歯科検診も楽しくなる。win-win。前菜オードブルに歯科検診からのメインに楽しいこと。ほら美味しい。
もっと歯医者に行きたくなる、良いところを書き出してみた
日常で嫌なことがあった時、
歯医者で、日常から離れて、非日常空間で、席に座り、1人の時間を過ごせます。
ゆったりリクライニングシートなので、楽な体勢で、席が倒れて、横にもなれます。
横になっている間は、天井を見て、何も考えず無心でぼーっとできます。
じっくり考えたいことがある人は、この機会に考え事をしても良いです。何か良いアイデアがひらめくかもしれません。
心地よいBGMの音楽が流れる空間で、
くつろいで過ごせます。
必要な時に口をしっかり開けていれば、あわよくば一眠りできるかもしれません。
自分の頭の周りを取り囲む人たちによって、目の前で繰り広げられる光景から、自分の健康のために、歯を診て掃除してくれている、治してくれている人がいる、と実感し、他者への感謝の気持ちとさらに自分のことを大事に思えるかもしれません。
先生や衛生士さん達とのたわいもない話に元気をもらえるかもしれません。
毎日顔を合わしている家族や職場の人ではない、けれど顔見知りのような、程よい距離感の人たちとの会話やコミュニケーションは、話しにくかった何かを話せて、気になる何かを聞けて、あなたに何か良い気づきを与えてくれるかもしれません。
もちろん必要最低限の会話のみでも十分。高度なコミュニケーション力は必要ありません。歯医者に行く短時間、家を出ることだけでも、身体を動かし良い運動になり、日常から少し離れて気分転換になるかもしれません。
どうでしょうか。
歯医者にどんどん行きたくなってきたのではありませんか。
ちちんぷいぷい。どこかが痛い人から、痛いの痛いの飛んでけ〜!
あなたはどんどん歯医者に行きたくな〜る。
あなたはどんどん歯科検診に行きたくな〜る。