見出し画像

塾に行かず高校大学受験を乗り越えた 自分に合うやり方とフィナンシェ

#こうして私は受験を乗り越えた

寒さの厳しい冬のこの時期は、受験生にとってはドキドキの時期かもしれない。

年末年始、身体も気持ちも少し休めただろうか。

noteを読んでいる受験生の方がいるかもしれないので、自分の人生を振り返って書いてみた。

受験生ではない見知らぬ人の話を読んで、ちょっとした気分転換のきっかけになれたら嬉しい。

私の人生での受験の経験

私は、現在30代前半女性。
10年ほど前に4年制大学を卒業した。

私の人生の中で、経験した受験といえば、
高校受験
大学受験
資格試験の受験
といった感じだ。

色々私が経験してきたことを書くが、何かを否定したり批判する意図は全くない。

読んで不快になる方がいたら申し訳ないが、正解はひとつじゃないし、受験が全てではないし、学歴が全てではないし、私の考えが全てではない。一つの事例として、こういう人もいるんだと気楽に読んでほしい。

塾や予備校には通っていなかった

強いて言うならば、私の特徴は、
受験のために塾や予備校には通っていなかった
ということだ。

独学というか家庭学習というか、
月に一回家に届く通信教育の進研ゼミ(チャレンジ)で高校も大学も受験を乗り越えた。

周りは塾や予備校に行くのが多数派だった中、
メンタル面も勉強面もよく頑張ったと思う。

現在とは時代が違うかもしれない

現在はスマホが普及して、アプリや動画など、私の想像をはるかに超えた技術が進んで、家庭で自分だけでできる学習の幅がかなり広がっているのではないかと思う。

私の高校受験や大学受験の時代は、携帯電話が主流だった。分からないことがあったらスマホでチャチャっと調べるような時代ではなかった。

Google先生なんてまだいなかった。(パソコンを開いたらもういたかも)

ところであの時使ってた、折りたたみのモノクロ画面の電子辞書、今もあるのかな。

集団塾のシステムが自分に合わ〜ず

小学生、中学の初期に集団塾に通っていたことはある。

学校が終わって、決まった曜日の決まった時間に、塾に向かい、何分か決まった授業を受ける。

私は自由にやりたかった。決められすぎているスケジュールはストレスだった。勉強自体はそこまで嫌いではなかったが、学校生活をはじめ、集団で何かをするみたいなものがあまり好きではなかった。今日はやらない、今日はこの勉強をしたい、自分のペースでやりたいという気持ちが強かった。

自由すなわち、やってもやらなくても自己責任だ。自分で管理しないといけないというプレッシャーはあったが、ウィークリーノートにやることやその日やったことなどを書き、スケジュールをたて、よく管理してやっていたと思う。

進研ゼミ、家庭学習のスタイルを選んだのは自分の性格に合っていたと思う。

塾が良い悪いではなく、自分に合うか合わないかだ。

中学受験を少しかじった経験

実は中学受験を少しかじっていたことがある。

勉強はできる方だったし(おーい)、その時の周りの友人に受験組が結構いたという環境要因も大きかったかもしれない。6年生になる前くらいで受験自体をしないことに決めたが、全く後悔していない。

もしあのまま受験をして合格して、家から遠い私立の中学校に通っていたとして、頭が良かった私でもさすがに勉強面でも苦労はしただろうし(おーい)、何より家から遠いということで通学自体が嫌になっていたのではないかとも思う。

親は金銭面を子供に心配させるようなことは絶対に言わなかったが、自分の中で、高い学費を払ってもらっているのに、せっかく勉強して入った学校なのに、学校生活人間関係辛いみたいになって、自分にさらなるプレッシャーをかけてしまっていたかもしれない。

それに自分が実際に行った中高で出会った友人とは出会えてなかったということだし、これで良かったのだ。

あの時塾で感じた、中学受験に向けたあの独特の雰囲気は今でも覚えている。

私の受験当日の心得

・時間に余裕を持つ
早めに起きて、早めに試験会場に向かう
何か予期せぬトラブルが起きても焦らない

・試験会場の雰囲気にのまれない
試験監督やスタッフの方の動き方や会場の建物のつくりなど、試験と関係ないところに注目してみる。自分たちの受験のために動いてくれている人たちがいる。大人に見えるスタッフの方も人間で、早く帰りたいなとか家に帰ったら何しようかなとか考えてるはず。色々勝手に想像してみる。

・笑顔 深呼吸
ただ笑顔の表情を作るだけで脳が楽しいと勘違いしてリラックスできるみたいなことを何かで見て、実践していた。ただてさえ緊張しているので険しい顔をするよりずっとメンタルに良い。

・自分の落ち着けるルーティンを作る

◻︎会場に着いたら絶対トイレに行く(トイレの位置関係など下見にもなる)

緊張するし冷えるしお腹弱いし、トイレ問題は重要だ。全く知らない会場でも少しでも知っていることが多いだけで気持ちが変わる。もし試験中トイレに行くようなことがあっても行ったことがあるというだけで気持ちは違うだろう。それに出せる時に出せるものを出しといた方が絶対に良い。


◻︎休憩時間はフィナンシェ(焼き菓子)を食べる

ただ好きというのもあるが、個包装で手を汚さずぱぱっと食べられる。ボリボリ音がしたりカスが落ちたりしにくい。しっとりふわふわ糖分の補給とお腹にいい感じの栄養補給になる。ご飯を食べすぎると午後は眠くなるし、かといって食べないと空腹が気になるという時に私にとってフィナンシェは最適だった。

コンビニでも売っている。(冒頭の画像がフィナンシェ)金塊の形をしていて、なんとなく縁起もいい気がして、私の受験といえばフィナンシェがお守りだったと言っても過言ではない。

結論 頑張っている受験生へ

先が長くなってしまったので、結論を先に。

頑張っている自分に自信を持ってほしい。

周りがこんなに勉強しているのに、などと比較して落ち込まない。

人は人。自分は自分。自分のペースで!焦らない!

休む時は休む!罪悪感を感じなくていい!休むのも大事!

受験だけで人生決まらない!学歴が全てじゃない!
その時は一大事にしか思えなくても、ただの通過点。うまくいかず予期せぬ進路になったとしても、後から振り返るとあの時こうなって良かったのかも、と思える時が来たりする。
"うまくいく"って今思ってるそこに合格することだけじゃなかったりする。

ここからは私の高校受験と大学受験の話なので、興味がありましたらどうぞ。

資格試験の受験話はまた気が向いた時に

高校受験編

目標、夢を具体的に決めるのが苦手だったが、
絶対この高校に行きたい!というビジョンはかなり明確だった。

自分で言うのもどうかと思うけど、頭の良かった中学時代、偏差値的にはもっと上の高校も目指せた。でもどうしてもこの高校が良かった。

学校見学した時に感じた社風ならぬ校風なのか、
はたまた制服の可愛さなのか、どうしてそこまでこの高校にこだわったのかはよく分からないけれど、すごく行きたくて、すごく志望校だった。

確か当時の受験は、公立は何校も併願できず、一校に絞る必要があった。併願をするのは私立だった。いわゆるすべり止めというやつだ。

併願した私立の高校もそれなりに気に入っていたが、気持ち的にも学費的にもここは公立の第一志望校に絶対合格したかった。

今思うと、当たり前のように私立を併願受験させてくれた親には感謝している。金銭的に通える見込みがないならそもそも受験すらできなかっただろう。

無事第一志望に合格して、憧れの制服を着て高校生活を送った。

偏差値なんて、何十年ぶりに言葉を発したけど、
この歳になると偏差値を意識する場面は少ない。

ザ!学歴社会みたいな環境に自分がいないのもあるが、当時は偏差値というものにとらわれすぎていたなと思う。偏差値より人間力だ。

大学受験編

自分が通った高校は、進路選択で大学進学をする人が大半だった。

推薦で大学入学を決める指定校推薦をあまり推奨しない校風だった。(ように感じた)

今思うと、校風というかその時の進路担当の先生が、推薦で決められる大学から決めるのではなく、自分の行きたい大学や学部を選び、勉強して挑戦しろというスタンスだったのだと思う。

先生の長年の経験でそういうスタンスになったのかもしれない。一見怖そうだけどユーモアもあってすごく良い先生だった。

私は一般受験をしたけど、推薦は選ばれるのもすごいし、競争率もあるし日頃の努力だし、塾や受験料諸々のことを考えると推薦の方が抑えられる部分もあるし、結局のところ推薦だから良い悪いとかどちらも否定する意図は全くない。進学の方法に正解も不正解もない。

そして親になってもおかしくないこの歳になって思うのは、自分の子に当たり前のように大学進学という選択肢を与えられるのってすごいことだと思う。
どうしても金銭的に断念せざるを得ない場合もあるだろう。
自分の学力や努力以外の要素が大きく関わっているのだと、大人になってから思い知った。

大学出たから偉いとかそういうことを言いたいわけではない。
高校生の段階で、将来の職業を見据え、専門学校に行ったり、就職したり、今思うと周りが皆行くからとりあえず大学ではなく、その決断をできる方がすごいとも思う。進路に優劣はなく、人それぞれの人生だ。正解も不正解もない。


予備校の夏期講習や合宿などで友人が何時間も勉強したと聞き、焦ったこともあった。

先述の通り、塾予備校に通わず、家庭学習だと、自分でいつ何を勉強するというのを管理しないといけないのでそこは頑張ったと思う。

基本家の自分の部屋や、リビングで勉強した。
同じく進研ゼミで勉強し受験に挑む友人が1人いたので、一緒に進路室や図書室で勉強したり励まし合った。

そして無事合格し、行く大学が決まった。

第一志望だったかと問われると、第一ではなかったが、高校受験の時ほど、絶対にここに行きたい!というこだわりが強くなかった。
偏差値順で言うと第三ではあったが、行きたいと思っていた学科で、良い雰囲気の校風で、偏差値どうこうより、結果的にこの大学でよかったと思っている。悔いはない。

大学一校の受験料は数万円だった。
偏差値的にチャレンジした部分もあり、何校か併願受験させてもらって、それだけですごい出費だ。

今思うとそんなに何校も受けずに、その浮いたお金を美味しいものでも食べて旅行でも行けたなと現実的にお金のことを考えて思ってしまうけれど、その時は現役でどこかに受からなくてはいけなかったし、受ければよかったとなっても遅いので、それはそれでよかったのだと言い聞かせている。それにしても高い。

親には本当に感謝している。

まとめ

受験を通して学んだことはたくさんあると思っている。

どこの高校を出たとか、どこの大学を出たというのは、偏差値的な意味や肩書き的な意味で胸を張れるのは割とその時だけの話で、そこで自分が何をして何を得たのかということの方がよっぽど大事な気がしている。そして今何を考え何をするのか。

大卒という肩書きは、そこでした経験も含めて私にとって自信の一つではあるけど、大人になって日常生活で私は大卒だ〜と特に意識することはなく、今は大卒も何も関係ない仕事をしている。けどやりがいを感じて楽しく生きている。

どこの学校に行ったかというより、"受験勉強を頑張った"という経験が自分にとっては自信になっている。

頑張っている受験生に幸あれ!!

いいなと思ったら応援しよう!