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全日本手帳選手権2025 第15回大会◆紙の手帳をこだわって選ぶ

全日本手帳選手権とは、
私が独自に行っている手帳探しのことだ。

ただの手帳探しだが、されど手帳探し。

大学時代2011年頃から、
30代の現在2025年の分もすでに購入したので、
15年、計15回の選手権が開催され、
15冊の手帳が選ばれた。

私の毎年恒例行事となっている。

初めての手帳

高校時代だっただろうか。
紙の手帳を使いはじめたのは。

高校三年終盤の、
大学受験のスケジュールの管理用に、
初めて手帳を選び、購入した。
1月始まりの手帳。

それまでは、
美容院のノベルティか何かでもらった、
薄めの手帳を、使っていたというより、
ほぼ書いたりせず、ただ持っていた。

高校生活はほぼカレンダー通りなので、
特に手帳には書いてなかった。

当時の日記的なことは、
"プリ帳"に書いていた。
(プリ帳という言葉を発したの何億年ぶりか。
プリクラ、プリント倶楽部を貼るノート、手帳みたいなもの)

大学時代からは毎年恒例に

その大学受験用に買った1月始まりの手帳から、
本格的に紙の手帳の愛用の歴史が始まり、
毎年恒例の風物詩となった。

雑貨店や文具店、本屋などの実店舗を
何件もハシゴして、
自分の手にとって中身を確認して、
その時しっくりきたものをセレクト。

最初は1月始まりの手帳だったが、
年度の始まり、4月始まりの方が、
学年が変わるのでキリがよく使いやすかった。

4月から使い始めて、
あと1,2ヶ月で年度が変わるとなった2月頃、
また毎年恒例の手帳選手権が開催される。

学生から社会人へ 意識の変化

社会人になって、しばらくは
年度始まりの手帳を使っていた。

学生ほど年度を意識しなくなり、
1月始まりの手帳の方が、2020年!のように
純粋に年単位で意識できて、良かったので、
ここ数年はずっと、
1月始まりの手帳を愛用している。

なので11月、12月は、
手帳選手権の季節だ。

私の中で譲れない手帳の条件 2025年版

1月始まり
その1年がまるっと含まれていれば、何月始まりの表記でも良い。出来たらその次の年の1月分まで印字されているとありがたい。手帳選びに難航してしまう場合があるため。

月曜始まり
日曜始まりだと見慣れない。月曜から1週間が始まるという感覚が染み付いているため。

マンスリー(月間)欄に相当書くので、
それなりの広いスペースがあり、書く気が起きるデザインか。

ウィークリー(週間)欄がないもの。
あるものを使ったことがあるが、何となくしっくりこず。全てマンスリーに書くので、なくて良い。

・後半にフリースペース、ノートが付いているもの。
私はオリジナルの家計簿的な感じで使ったり、考えやメモに、自由にガシガシ使っている。

・持ち歩かないで家に置いておくスタイルなので、立派なハードカバーはいらない。簡易的なものでよい。個人的にコスパが良いと感じるもの。

・必要な内容は満たしていて且つ、なるべく薄型のもの。
(歴代の手帳の保管場所を圧迫しないため)

人それぞれ、毎年それぞれ、こだわりあるある。


歴代選んだ手帳を振り返ってみると

同じものを連続、リピートで
使い続けたことはない。
毎年違うもの。

デザインも色味もメーカーも、
その時その時で納得いくものを選んだ。

新しい年だから、
今までと違うものでリフレッシュしたい
という心理があって、
同じものにしないというのもある。

1年使ってきて、
手帳自体もっと大きいサイズが良いな、
このウィークリーのデザインは書きにくいな、
などの自分の要望が出てくる。

それらをもとに、
毎年その時しっくりくるもの
セレクトしている。

好みのベースはあるにせよ、
手帳を見るだけでも、
1年で人の好みは変わるものだな。

"納得して選ぶこと"に意味がある

何かのノベルティで、ただでもらった手帳
を使いかけたこともあったが、
やはり自分の手にとって選んだものではないからか、使い勝手やデザイン等、
しっくりこず数日で断念。

大学時代か、手に取らず、中を確認しないで
勢いで買ったものも同じく。

手に取った時、中を見た時に、
1年、この手帳と共に過ごすことを
想像できるか。


自分で納得して、選ぶことに意味がある。

一時期訪れたデジタル化の波

時代が進み、スマートフォンが普及し、
今やスマホ1つで、手帳代わりにもなる。

荷物も減らせるし、スマートだし、
スマホのカレンダーアプリで代用し、
紙の手帳を辞めてみる?と思い立ち、
数日お試ししてみたが、ダメだった。

やはり紙が良い!書きたい!
手書きにこそ意味がある!
私は紙の手帳だ!

と実感し、
そこからは一途に、
紙の手帳を愛用し続けている。

ちなみに2025年の手帳に選ばれたのは

先述した私の条件に合う、
手に取ってしっくりきたもの。

薄型のノートタイプの手帳。
(皆手帳といえばそんな感じか。伝われ〜)

シンプルな黒の表紙。
2025の印字。

DAISO、110円で購入。

恐るべし100均

ここまで熱く語っておいて
100均かいと思いました?

いや、十分なんです。


実は2024年現在も、
DAISOダイソーの違うタイプを使っていて、
概ね満足している。

今までの手帳の中では最安値だったが、
今の自分にはコストパフォーマンスが良かった。


持ち歩きをせず、家で使うとはいえ、
一年も使うと使用感はかなり出るが、
特に問題ないので、
2025年もハードカバーなしのタイプを選んだ。

ただ、100均でも、
ハードカバー付きのタイプも全然売っている。

100均なんでもあるじゃないかと驚いてしまう。

手帳選手権のあの時間が幸せ

毎年手帳選手権で、
いろんな雑貨店や文具店、本屋をハシゴして選ぶあの時間自体が幸せだった。

正直、今年は、2024年の手帳の満足感もあり、
まずはDAISOに行き、
DAISOに納得いくものがなかったら、
他の100均、なかったら今までの雑貨店と、
作戦を決めていた。

DAISOで、何冊か手に取り、吟味し、
2024年と全く同じは、
何となく避けたかったので、
似たタイプの色違いのこれに決めた。

1店舗、約10分足らずで、
今年の選手権は幕を閉じた。

例年に比べると、
手帳選びにかける時間は短く、
最短記録を更新する形となった。

でもそれはそれで満足している。

皆の手帳選び

それぞれ皆こだわりがあって、
思い思いに、手帳売り場で手にとって、
来年の自分に思いを馳せながら手帳を選んでいるのかと思うと、なんだかほっこりする。

(NHKのドキュメント72時間という番組で、どこかのお店の手帳売り場に密着したら、いろんな人のいろんな話聞けて面白そう。と勝手に思ってる。)

もちろん、そんなにこだわらず事務的に手帳を買う人がいて良いし、デジタル派の人も、
それはそれで良いのだ。
人それぞれだ。

2024年も残すところあと1ヶ月

2024年も12月になってしまった。
1年は早い。

そろそろ今の2024年の手帳の終わりが近づいてきた。手帳の引き継ぎの儀が行われる時期は、
少し寂しくもある。

でも来年もまた、
私の選んだあの手帳が待っている。

どんな1年になるかな。
どんな1年にしようかな。

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