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Community Life

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近年注目されてきている「コミュニティ」。Community Life-コミュニティに関わる人へ向けた、コミュニティマガジン-をテーマに、コミュニティに関する記事を配信していきます。
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記事一覧

関わりは、コミュニティの出発点である

こんにちは。コト暮らしの長田です。 先日、僕が理事として関わらせていただいている、NPO法人CRファクトリーの理事合宿を鞆の浦で開催しました。 法人のビジョンを考えることを一番の目的に起きつつ、僕が日々感じている鞆の浦の魅力を伝える機会になり、とても充実した時間を過ごさせていただきました。 コミュニティをテーマに活動している法人なので、ビジョンを考えるにあたり、終始コミュニティの議論になります。理事メンバーそれぞれが体感したコミュニティの話や、コミュニティの価値の話など

「ローカル開業」が描く未来

こんにちは。コト暮らしの長田(@SsrRn)です。 8月1日に、コト暮らしとNPO法人グリーンズの共同企画である「ローカル開業カレッジ」をリリースしました。 自分の生き方を表現する商いを「ローカル開業」と名付け、ローカル開業を志す方・実践している方のためのラーニングコミュニティです。 プログラムの詳細については、ぜひ上記のLPを見ていただきたいので(デザインがとても可愛いです!)、本noteではこの企画に込めた想いなどを綴ってみたいと思います。 ローカル開業とは何か?

関係人口創出はコミュニティ視点が必須。コミュニティマネージャーがローカルで活きる道

こんにちは。コト暮らしの長田です。 今年に入ってから、ありがたいことに地域関係人口創出の案件にいくつか関わらせていただいております。 ひとつは、愛媛県大洲市の関係人口プロジェクト。観光庁の「第2のふるさとづくりプロジェクト」に採択された一般社団法人キタ・マネジメントのプロジェクトに、コミュニティアドバイザーという形で関わらせてもらっております。 もうひとつは、福島県双葉町の関係人口プロジェクト。こちらはNPO法人グリーンズチームの一員としてジョインしており、全体のプロジ

銭湯スクールを終えて

こんにちは。コト暮らし の長田涼(@SsfRn)です。 昨年12月にリリースした、「わたしのまちで銭湯をはじめるスクール」。1月からはじまり、5ヶ月間のプログラムが先日終了となりました。 銭湯スクールには、全国から13名の方が参加してくださり、それぞれ銭湯へ熱い想いを抱いて最後まで走り抜いてくれました。(途中離脱者ゼロ) 今銭湯のプロジェクトに関わっているひと スーパー銭湯のリニューアルをしているひと 計画が頓挫した銭湯を再始動しようとしているひと 会社員だが銭湯経営者

パーパスコミュニティこそが、これからのスタンダードになるのではないか?という仮説

こんにちは。コト暮らしの長田(@SsfRn)です。 6年前からコミュニティを生業としてきて、さまざまなコミュニティと関わってきました。その過程を経て、最近考えているコミュニティにおいての仮説を本noteに書いてみたいと思います。あくまで、仮説です。 企業がコミュニティに取り組む意義とは近年、ファンコミュニティやコミュニティマーケティング、またはファンベースといった形で、事業におけるコミュニティの重要性が説かれていると思います。 そのおかげで、コミュニティに着手する企業が

「コミュニティとはなにか」という問い

本日10/31をもって、1年半運営してきた「コミュニティのカレッジ〜コミュニティで生きる人の対話の場〜」がクローズしました。 いっしょにこの場をつくってくれた、greenzと運営メンバーの皆さん、ありがとうございます。 コミュニティという捉えどころのないものへの好奇心を持ち続け、より本質的な部分へ探究していきたいと願うメンバーで集い、毎月コミュニティを対話してきました。集まってくださった皆さん、ありがとうございます。 また、コミュニティの世界で活躍するゲストの皆さんにも

「孤独」は本当に悪いことなのか?

先日、僕が主催している「コミュニティのカレッジ」という学びの場で、「孤独」について対話する機会がありました。 コミュニティに関わっていると、必ず行き着く概念が「孤独」です。 「世の中の孤独を解消するために、コミュニティをやってます!」という人は珍しくありませんし、とても共感する主張だなと思っています。 昨夜の参加者のなかに「スマホ時代の哲学」という本を読んだ方がおり、「孤立」と「孤独」の違いをシェアしてくれました。 孤立は、他者とのつながりが断たれた状態。 孤独は、沈

小さくはじめて、淡々と耕し続ける。そのために必要な安心感

こんにちは。 コト暮らしの長田(@SsfRn)です。 僕らが運営する古民家カフェ「ありそろう」では、最近古道具の販売をはじめました。 鞆の浦というまちに眠っている食器やアイテムは、数えきれないほど存在します。家具もそのままで放置された空き家は年々増えており、まちの課題として「空き家問題」は住民の皆さんが揃って認識しているほどです。 そんな実情を移住する前から知っていたこともあったので、僕ら夫婦の会話で「いつか古道具屋さんができたらいいよね!」と話していました。 一年半

コミュニティコラボを成功させるために必要なことを考えてみる

こんにちは。コミュニティフリーランスの長田(@SsfRn)です。 先日、僕がコミュニティマネージャーをつとめている「グリーンズジョブ」と、コーチングスクール「THE COACH Academy」との連携を発表しました。 グリーンズジョブメンバーがコーチングを受けやすくし、トランジションを乗り越えやすくなる環境をつくるというもの。ただ、THE COACH Academyの皆さんはサービス提供者ということではなく、コミュニティの一メンバーであり、コミュニティの垣根を超えてお互

「コミュニティ観」を育むということ

こんにちは。 コミュニティフリーランスの長田(@SsfRn)です。 先日、こんなツイートをしました。 今回は、ここに書かせてもらった「コミュニティ観」について考えていきたいと思います。 コミュニティ観とはなにか?いきなり「コミュニティ観」といわれてもピンとこない方もいらっしゃると思うので、そこから考えていきたいと思います。 人生観や宗教観といったように、〇〇観という言葉がさまざまなところで使われていると思います。 この定義からから考えていくと、その対象に対して、どう

地域コミュニティマネージャーを考える

こんにちは。 コミュニティフリーランスの長田(@SsfRn)です。 東京から鞆の浦へ移住して、早半年が経ちました。「え!もうそんなに経ったの!?」と驚くし、同時に「まだ半年か」とも思う。それぐらい充実した日々を送れている、ということなのかもしれません。 この移住にはさまざまな想いや期待を込めてのアクションだったのですが、そのうちのひとつに「地域コミュニティの現状と可能性を模索したい」というものがあります。 僕はずっとオンラインコミュニティの運営に関わる仕事をしていますが

コミュニティマネージャーとして「働く」のではなく、コミュニティマネージャーとして「生きる」。

こんにちは。 コミュニティフリーランスの長田(@SsfRn)です。 昨日、こんなツイートをしました。 「コミュニティマネージャー」と聞くと、仕事や職種のひとつだと理解するひとが多いと思います。僕自身もこれまではそう理解していました。 しかし、仕事のひとつでは収まらない感覚を感じていて、コミュニティマネージャーを仕事の側面だけで語ることに違和感を覚えはじめました。 本日はそんなお話を。 「コミュニティマネージャーという生き方をされているんですね」先日、コミュニティメン

「コミュニティのために」だけでは弱い

こんにちは。 コミュニティフリーランスの長田(@SsfRn)です。 先日、こんなツイートをしてみました。 まちと表現してしまっていますが、コミュニティ全般に同じことが言えると思ったので、このnoteではコミュニティを軸に考えていければと思います。 コミュニティ運営に関わったことがある人なら共感してもらえると思うのですが、メンバーの皆さんに「貢献的なアクションをとってほしい!」と願う瞬間ってあると思うんです。コミュニティをいい場にしたいと考える立場であれば、自然な思考です

「コミュニティで生きる」とは何か

こんにちは。 コミュニティフリーランスの長田(@SsfRn)です。 ここ半年で、「コミュニティで生きる」という表現を自分で使うようになりました。 使うようになったきっかけは、高円寺にある銭湯「小杉湯」の3代目である平松佑介さんと立ち話をしているなかで言ってもらった一言でした。 もしかしたら佑介さんにとっては些細な一言だったかもしれませんが、僕にとっては「それだ!」となった言葉でした。 そのころは、自分を表現する言葉やキーワードが見つかっておらず、なんだかなぁ〜という気