向田邦子の『メロンと寸劇』を読んで【本好きの読書感想】
本の概要
食にまつわるあれこれが、完璧な一つのシーンになって顕われる「食いしん坊エッセイ」
どこか懐かしい気持ちになったりお腹が減ったり。
読むと、心と体が不思議な暖かさで満たされる。
そんな一冊。
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感想文
向田邦子さんという人の目を通したら、
日常がまるで小津安二郎の映画みたいに思えるから不思議である。
(映画の事なんて全く知らないんですけれど)
私のつまんない毎日も彼女の観察眼に掛ればこうなるのだろうかと
少しだけ期待して、目を光らせて物事をみつめたくなる。
色んな人に読んでほしいな、と思います。
とても楽しい一冊です。
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【エッセイのようなもの】
昨日は休日出勤だった。
帰ってからは夕食を作る気力も無さそうなのでお弁当やら惣菜やらを買い込んで帰宅した。だけれど疲れ過ぎたのか帰ると食べるよりもとにかく寝たくて、食物どもは冷蔵庫に放置して何もせずに眠りについた。
秋の光が柔らい翌朝の日曜日。ぐうぅとお腹が空いて目が覚めた。
向田邦子さんの「メロンと寸劇」を読みながら、空腹である事が幸福であることに思えた朝に感謝しつつのんびりとした気持ちになった。
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