Colyzonが大切にすること
こんにちは。Colyzonのかげすーです。
今回は、私個人もそうですが、Colyzonとして大切にすること(ミッション・ビジョン・バリュー)についてお伝えしたいと思います。
長文になりますが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
※内容大幅変更のため再アップしました。
私自身の紹介については、前回の記事をご覧ください。
屋号について
まず、そもそもなぜColyzon(コライゾン)という屋号にしたのか?ほぼ全ての方に聞かれる質問です(笑)。それもそのはず、Colyzonは造語なので、検索しても答えはでてこないと思います。
”Co”×”Analyze"×"Rise on"
これらの意味を掛け合わせ、”お客さまや関わる人と共に考え、分析し、立ち上がるもしくは成長するきっかけ”のような存在になることを目指して、なんとなく意味が分かって覚えやすい言葉として名付けました。
Colyzonのミッション
”隠れた想いを見つけてつなげ、ワクワクのサイクルをまわす”
前回の記事でも紹介したように、私は元々、食品流通業界出身で、10年以上かけて売り手(営業・販売)と買い手(仕入れ)双方の立場を経験してきました。裏を返せば、すごく狭い範囲での経験しかないとも言えるのですが、だからこそ、”自分のテリトリーでは誰にも負けない”くらいの意気込みでやってきたつもりです。
それもあってか、現在でもありがたいことに「そのまま続けていればよかったのに…」という声をいただくことがあります。確かに、日本中を見渡せば、同じような仕事をされている方はごまんといますし、私よりもはるかにたくさんのキャリアや経験、スキルを積まれた方が大勢います。SNSやメディアを通じて、その方々から日々たくさんの学びをいただき、インプットにつなげているのも事実です。
それなのに、なぜ、あえて独立を選んだのか?
それは、作り手が商品やサービスに込めた想いを売り手が代わりに伝え、お客さまに届ける(売れる)ことができたなら、みんながハッピーになる循環(ワクワクのサイクル)をまわせるように思い、この考えを多くの企業や人に伝えていく必要があると感じたからです。
そこに、これまで培ってきた知識や人脈、経験などを融合させられれば、どこかで誰かの役に立てるのではないかと考えたのです。
ミッションが生まれた背景
実は、この考え自体は独立を検討する以前から持っていたのですが、ビジネススクールに入って最初に学んだ「マーケティング」の講義がそれをより強く意識させてくれたと思っています。
というのも、私は大学時代も経営学部で、マーケティング自体はなんとなく理解していたつもりでした。しかし、当時在籍していた会社のマーケティング部署は、チラシやPOPの作成が主な業務で、「これをマーケティングって言うんだっけ?」と疑問を抱く日々。
とはいえ、別部署でしかも下っ端の私が口を出せるはずもなく…。だったら、自分のできる範囲でいろいろやってみようと思ったのがきっかけで、商品コメントや売り方を工夫して、「値下げに頼らない売上アップ」の方法を考えてひたすら実践(実験)していました。
(ただし、その一方でよい品をより安く提供するのも売る側の使命であることは重々承知しています)
しかし、最初のうちは現場からも理解が得られず、想定通りにいかないことの連続。それでも、続けていくうちに少しずつ形がつくられていくと、最終的には全社の売上が落ち込む中、自部門だけはほぼ毎月売上・利益ともに伸ばすことができました。なので、ここで見せ方・伝え方ひとつで売上が大きく変わる経験をしてこなかったら、ミッションどころか独立もしていなかったように思います。
独立を決めた理由
そして、この経験を経てビジネススクールへ進学したわけですが…
マーケティングの一番最初の講義で企業の志向性についての説明を受ける中で、「販売志向は、”作ったものをいかに売るか”で、マーケティング志向は、”いかに顧客ニーズを満たす競争⼒のある製品・サービスを作るか”」に違いがあるとの話があり、ものすごく興奮したのを今でも覚えています。
それは、こういう話が聞きたかった!という喜びと、今までやってきたことが間違っていなかった!という嬉しさが同時にやってきたとでも言えば伝わるでしょうか。とにかく、そのくらい衝撃を受けたので、それだけでも転職してまでビジネススクールへ入った価値があったと思っています。
ただ、ずっと同じ組織にいたり、同じものを扱っていると、その分野のエキスパートになれる反面、どうしても考えが凝り固まってしまったり、目先の数字に囚われてしまったりすることもあると思います。これはあくまで価値観の問題であり、私自身もどちらかと言えば一つのことを究めたいと思う側なのですが、同時にこの懸念をずっと抱えていました。
ならば、逆の発想で、外部の視点から新たな考え方や企画を提案したり、時には壁打ち相手となることで、お客さまの見方が変わるかもしれないし、新たなチャレンジを行うきっかけになれるかもしれない。そして、それは売り手・買い手双方の立場を経験した自分だからこそできることであって、何かに特化していないからこそ、フラットな目線で物事を見ることができる。
そう思ったのが、独立を決めた最大の理由です(様々なご縁とタイミングが上手く重なったこともありますが)。
Colyzonのビジョン
”つなげて、ひろげる場をつくる”
先のミッションを言語化するのにかなりの時間を要しましたが、ビジョンを言葉にするのにも相当悩みました。考えれば考えるほど、ミッションとビジョンの違いがわからなくなるし、カッコいい言葉にしようとするとどんどんぼやけていくし…。
でも、悩みに悩んで最終的に出てきたのがこれでした。
ミッションにも入れた”つなぐ”という言葉。そして、”ひろげる”。
”つなぐ”とは
つなぐとは、2つ以上の物事を連結させること。つなぐ対象は、みなさんそれぞれいろんなものが浮かぶと思います。
その中で、私ができることと言えば、人と人、人とモノ、人と学びをつなぐこと。そして、ただつなぐだけでなく、その先にまた新たなつながりを生みだしたり、想定外の化学反応が起きるようなひろがりをつくること。
これは、自分自身が今までたくさんの人に出会い、多くの学びや経験に触れる中で気付かぬうちに思い続けていたことでした。とはいえ、ものすごくアナログ的かつ、そんなことを言ってられない時代がいずれやってくる可能性が高いのは言うまでもありません。
ただ、どれだけ技術が進歩して、AIが発達したとしても人にしか生み出せない価値があると思っているし、物事の起点にあるのは人だからこそ、あえてアナログなものにスポットライトが当たる世の中をつくりたいと考えています。そして、同時にそれらの人やモノ、コトに出会う場をつくりたい。いや、つくります。
どんな規模や形態になるかは別として、そこに向けて計画を練りつつ、仲間探しを始めようとしているところです。
Colyzonのバリュー
そして、これらのミッション・ビジョンを果たすために、取るべき行動規範として3つのバリューを策定しました。
①知らないこと・できないことを隠さない
独立してもうすぐ1年になりますが、知識・経験ともにまだまだ未熟な部分が多いと感じてうんざりする日々。それゆえに、1ミリでも前に進むアクションが必要で、とにかく今はいろんなことをスポンジのように吸収するフェーズだと思っています。
しかし、それでもありがたいことにお仕事を依頼していただいたり、壁打ち相手として選んでくださる方がいる。その期待に応えたいと思えば思うほど、無理して背伸びをしてしまうこともありました。
でも、その姿勢を続けようとすればするほど、依頼してくださった方に満足いただけるような価値を提供できないかもしれないということに、やっと最近気付くことができました。(このことに気付かさせていただいたのは、懇意にしている師匠のような方であり、本当に感謝してもしきれません)
だからと言って、全てを放棄するわけではありません。その時点でできることには当然全力を尽くし、その上で知らないこと・できないことは潔くお断りする。そして、代わりにできそうな人や方法を紹介することで、結果的にそれに関わるみなさんがハッピーになれば良いと思っています。
②未知との出会いを心から楽しむ
①とも関連しますが、私はこれまで、知らないことは恥だと思い続けてきました。でも、それは大した勘違いで、世の中はむしろ知らないことであふれているし、そう思うことで自らの思考や行動の限界を決めていたように思います。だけど、知らないことを知れるのはもちろん、それを理解して使えるようになった時って、なんとも言い表せれないおもしろさを感じませんか。
言い換えれば、未知なるものとの出会いは、成長のためのエネルギー源になると思うんです。それならば、何事もできる限り楽しんでやる。詳しくはまた別の機会で記事にする予定ですが、だからこそ楽しむことが何よりも大事なマインドだと思っています。
とはいえ、それらを自分一人のものとしていては、ミッション・ビジョンに反するので、お客さまや関わる人へ還元し、ともに成長できるような関係性を築いていくことが理想です。そのためには、常に学ぶ姿勢を持ち続け、何らかの形でアウトプットをしていくことが必要だと思っていて、その一つがこのnoteであり、構想中の活動の中にも組み込んでいくつもりです。
③徹底的に調べ尽くして考える
①・②ともつながっていますが、この③は私自身が仕事をする上での信念だと言えます。というのも、私のストレングスファインダーの上位資質には「学習欲」と「収集心」が入っています。そのおかげか、昔から知らないことに遭遇すると、とにかく情報を集めて、納得できるまで調べたがる気質を持っていました。例えるなら、「石橋を叩きまくってやっと渡る」くらい、相当な慎重派だと言えますが、その分納得できた時の推進力は結構なものだと自負しています。
よく「6割の完成度でも前に進むことの方が大事」と言われますが、私の場合6割では自分自身が納得しないので進めないのです(苦笑)。
でも、裏を返せば6割で進めている案件に対して、残りの4割を少しでも埋めるお手伝いができれば、成功確度を高められるはず。そして、調べ尽くした上で、より良くするためのアイディアやアウトプットを徹底的に考える。そのためのスキルアップを欠かさずに行うことで、質・量ともに精度を高めていきます。
まとめ
ということで、長々書いてしまいましたが、言いたいことはただ一つ。
良くも悪くも不足しているところが多いのは素直に認める一方で、フラットな視点で眺めることができるのは、むしろ強みだと言えるように思っています。
とはいえ、この状態に当然満足しているわけもなく、ビジョンの実現に向けて毎日1ミリでも前に進むのがいまの自分にできることだと思っています。
きれいごとと言われるかもしれませんが、これを読んで少しでも気になってくださる方がいればいいなぁと思いつつ…
最後までお読みいただきありがとうございました。