こじか漢方薬局@くよし

奈良市法蓮町にあるこじか漢方薬局です。 心身一如をモットーに日々相談者さんと向き合っています。

こじか漢方薬局@くよし

奈良市法蓮町にあるこじか漢方薬局です。 心身一如をモットーに日々相談者さんと向き合っています。

最近の記事

起立性調節障害

立った時にふらつく、頭痛、吐き気、長く立ち続けられないところから始まり、 倦怠感、朝起き不良、不登校へと続かことが多い病気です 何種にも分類されているし、人によってご症状は色々ですが、かなりの割合で治すことができていました しかしだんだん、お母さんに連れられてきたけど、そもそも学校に行く気がない、粉薬は嫌だ、錠剤も◯個までしか飲めない、お薬はお母さんが見てないと飲まない、深夜までゲームをやめない そんなお子さんが続いたことから、もっと治療を必要とされる方のために時間を

    • みなさん本当に頑張ってる

      毎日いろんな方のお話を伺います もちろん体調のことを一番詳しく伺いますが、どうしてもそこにプライベートな情報が必要で、踏み込みすぎないよう気をつけながら伺うことも多いです みなさん、本当によく頑張っておられます ご自身ではまだまだなんておっしゃる方も多いのですが、 荷物が多くて耐えられないサインが、お身体の不調として出ているのです なかなかご自分を褒めることは難しいから、こじかに来られた方は不快に思われないところまで思いっきりねぎらいます それもまた、大事な治療 み

      • コロナ後遺症の倦怠感

        私も体験しました 中医学的には、活血補腎 腎を補って、血を増やしながら血を流していくのが良いと言われます 加えて、もし体が動きそうならできる範囲の小さなお掃除が良いかも お部屋の一部でも構いません 薬だけに任せず、できる範囲で筋肉を使う事で血流を促すこと そして気の流れを良くできます #こじか漢方薬局 #コロナ後遺症 #漢方薬 #漢方相談 #不眠 #漢方  #奈良  #不眠症 #更年期障害 #更年期 #頭痛  #貧血 #生理痛 #起立性調節障害 #めまい #立ちくら

        • 鬱っぽい時

          漢方の気血水、五臓でのバランス失調があるのはもちろんなのですが、 後頭部、特に頭蓋骨と首の境目の筋肉が固くなっている時が多く、そこから胸鎖乳突筋という鎖骨につながる筋肉の痛みに繋がっている時が多いのです スマホを手放して空を見上げましょう 筋肉はゆるまるし、目の疲れも和らぎます 何より上を向いて暗い考えはやりにくいもの 理由はなくても、口角をあげられたらなお良いですね #こじか漢方薬局 #うつ #漢方相談 #不眠 #漢方  #奈良  #不眠症 #更年期障害 #更年期

          不安神経症

          不安を感じるご症状にもいくつかの種類があります 一定のレベルを超えた不安感は、ご本人もお辛いでしょうから、頓服的にでも抗不安剤の使用をお勧めする事もあります 不安、恐れは『腎』の担当です そこに『心』が関わって来ます 確かに徹底して補腎をベースに進めると、いつの間にか不安感が無くなっていきます お守りに貰っていただいた、抗不安剤も使わずに済むこともあります 併せて日頃の生活から、焦り、急ぎ、慌てる、そんな時間を早送りする物をスローにしていただくことも大切 箱の中に隙

          倦怠感は引き算で治療

          地味に多い倦怠感の訴え ともすると元気をつけるお薬(補気剤)を使いがちです えっ!?違うの? そんな声も聞こえて来ます 倦怠感にも虚実があり、 元気が空っぽになっている倦怠感の場合には足せば良いのですが、 気血は充分に満たされていても巡りが悪い時や、老廃物がうまく排泄できていない時、脳の疲労が著しい時なども倦怠感を感じ、この時は老廃物の掃除をすると治癒します 倦怠感だけでなく、不眠や頭痛その他のご症状などにも同じことが言えます 原因がどの場所にあるかを特定して、適し

          倦怠感は引き算で治療

          鼻詰まり治療が妊活治療へ

          その方のご相談は鼻詰まりでした 30代女性の方です お話を伺い、お身体のことを調べていくと血が足りないことがわかりました 他にも生理の不調や蕁麻疹、冷えなど色々なご症状がお有りでしたが、当初は鼻詰まりの事だけを解決しに来られていました そして現在産科で妊活中でもありました 鼻詰まり、そしてお持ちのご症状は全て血の不足が原因と思われます 加えて、血を補う治療をすると妊活に圧倒的に有利になります 最初は鼻詰まりだけのはずが、上手くいくともっとたくさんの体調の改善がある

          鼻詰まり治療が妊活治療へ

          漢方的にもリラックスには"蒸気でアイマスク"

          私も含めて、現代人は脳が疲れています 脳の疲れから色々な症状が出て来ます 脳を疲れさせる代表がスマホ ずーっと脳に情報をインプットし続けています 脳には、インプットでもアウトプットでもない、ぼーっとする時間が絶対的に必要です 私が子供の頃、そんなに沢山本を買ってもらえなくて、お気に入りの何冊かを、繰り返し繰り返し読んでいました 知っているストーリーを繰り返して読む その時間が実は脳の休息に最高の時間だったと思います 今も好きな本や映画を見るのも良いですが、一番お勧

          漢方的にもリラックスには"蒸気でアイマスク"

          人工受精+漢方妊活がベスト

          産婦人科での人工授精、漢方薬での妊活 迷われている方が少なからずご相談にお見えになります 費用の点でも、保険が効く方法を取られる方が増えたのではないでしょうか 結果を出すなら、人工授精+漢方薬でのお体のフォローです ホルモン剤の注射で卵胞は刺激できますが、その栄養はどこからくるのでしょう 子宮内膜を肥厚させる材料はどこから? 受精卵と子宮内膜の相性の問題もあります 西洋医学的処置は始まりを作り出せます 漢方薬でその栄養となる成分を十二分に満たすことができます ク

          人工受精+漢方妊活がベスト

          漢方治療には流派で効果に違いがある

          漢方薬が中国発祥の医学なのは皆様ご存知だと思います 同じ中国発祥の漢方治療にも主に胃腸をケアしたり、特定の生薬を多用したり、時代と共に流派が存在します が、今日フォーカスする流派は、日本漢方と中医学と言うもっと大きな括り 日本漢方をわかりやすく言うと、病院で出てくるものをイメージしていただければいいと思います どちらにもメリット・デメリットがあるものの、中医学の方が使える薬の数が多く、効きがシャープで、使える生薬の制限がない、可能性が格段に広いと言うことが言えます 同

          漢方治療には流派で効果に違いがある

          難病が治る方、治らない方

          こじか漢方薬局には、膠原病やいわゆる難病と指定されたご病気の方が多くお見えになります 寛解されて行かれる方、お薬が効かず来られなくなる方、色々です 良い経過を辿る方の多くは、自分をオープンにして下さる方に多いような感触があります 例えば、幼少期に大勢の前で恥ずかしい思いをした。今でも人の前に立つのが苦手で、そこから気の滞りが起こり蕁麻疹が出る 抗ヒスタミン剤やステロイドは素晴らしいお薬です   あっという間に蕁麻疹は消えます 一方、漢方的にも、気の滞りが蕁麻疹の原因だ

          難病が治る方、治らない方

          漢方薬とネット検索

          病院でもらったお薬で不安があれば、ネットで検索される方は多いと思います 副作用を早期に防げるかもしれませんし 漢方薬も同様なのですが、「この漢方薬はこんな方に使います」という説明が私に当てはまらない!と服用を中止される方がおられるのです 私たちは寒熱虚実、色んな物差しで病気を測り、お薬を決めます 中には普通はこう使わないような使い方になる時があります でも、必ず治癒というゴールに向けて進んでいます 例えば加味逍遙散は"イライラの激しい、怒りっぽい方に!"と書かれている

          なぜ漢方薬をお勧めするのか

          頭痛、生理痛の際の鎮痛剤は良く効きます でも痛みには理由があります それを無視した鎮痛はその場は良くても、延々と飲み続ける必要があります 漢方治療は痛みの原因について考えます そして痛みが起こらない体へと変えていきます それが完成した時、痛みのない体になっている それが漢方治療の目的であり、お勧めする理由です #こじか漢方薬局 #漢方薬 #漢方相談 #不眠 #漢方  #奈良  #不眠症 #更年期障害 #更年期 #頭痛  #貧血 #生理痛 #起立性調節障害 #めま

          なぜ漢方薬をお勧めするのか

          なんか9月の方がしんどい方へ

          暑い8月を終え、朝晩が幾分過ごしやすくなったのに、なぜか今の方がだるい、しんどい そんな方がたくさん来られます それは同じ気温・湿度でも、8月を乗り切った後の体だからなんです 中医学的に言うと、陰虚証が進んでしまい、体の熱さが取れない、胃腸の不快感がある、不眠、頭痛などの症状が起こります 水分不足という書き方をすると、水を飲めば良いのかと間違った対処法をされがちなので、陰虚証に留めておきます もうシーズンが終わりましたが、スイカ🍉はまだまだ良いですねー #こじか漢

          なんか9月の方がしんどい方へ

          結論を出さずに居続ける力

          現代では、即座の判断を求められることが多くあります ざっくりとですが、これをポジティブ・ケイパビリティと言います 対してネガティブ・ケイパビリティという保留する力が存在します 問題の本質がまだ見えない時や答えが出ない問題を抱えた時、違和感を持ったままいる力のことです それはあきらめや先延ばしではなく、 新しい考えの出現や自分や関係者の成長を待つこととも言えます この二つを両輪のように使いこなせるのが理想的ですが、ご相談に来られる方はポジティブ・ケイパビリティ優先で行き詰

          結論を出さずに居続ける力

          PTSDと発達性トラウマとⅡ型双極性障害

          PTSDとは、心的外傷後ストレス障害、トラウマになる圧倒的な出来事(外傷的出来事)を経験した後に始まる、日常生活に支障をきたす強く不快な反応のことです 有名なのは、ベトナム戦争から帰還した兵士達に起こった症状と言われていますが、圧倒的な出来事とは、例えば幼少期の親からの虐待などです そして、産後だけでなく、産前も含まれたり、出産時のトラブルでも起こるということです そう言ったことから、表面上は記憶が消えていて、PTSDの症状だけが起こるとされています 本人には思い当た

          PTSDと発達性トラウマとⅡ型双極性障害