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皆が平等ゴールのマラソンより最下位を決める必要性

日本では一時期、運動会で最下位を作らずに皆が一緒にゴールをする内容が「素敵」と話題になった。

弱肉強食の資本主義社会において、時には最下位を決めない優しさを欲してしまうかもしれない。


どん底や最下位であることを残酷なまでに認知されられることは、精神的に傷つく恐れもある。


誰でも自分がどん底の最下位であることを、残酷なまでに他者に見せつけられることは嬉しいことではない。


メンタルヘルスのどん底になる人が多い昭和99年に、皆が平等の社会を作り出すことができるか問われたら答えは「No」である。


メンヘラが日常単語となって皆がインスタやTikTokの加工をして、美人がスマホアプリに溢れている。


美容整形がカジュアル化して、日本女性は目頭まで綺麗な二重の美人が明らかに増加している。

美容整形によるカジュアル化によって、美人やカワイイが増加することで劣等感を抱く女子高生も増えている。


「醜形恐怖症、うつ病、双極性障害、パニック障害、適応障害、自己肯定感低下」が増える背景は、社会は残酷なまでに競争の激しい環境である現実である。


ルッキズム至上主義において、学生の時から外見でも競争社会が生まれている。


若い学生が美容整形をすることは日常的になってしまったが、スマホアプリによって加工が一瞬外れたら凄まじい美人の正体が中高年のオジサンであるという魔法を見せられることもある。

オジサンが美人女性に変身してインフルエンサーになれてしまう時代なのだから、昭和99年は1999年より世紀末のような雰囲気すらある。


近年では親が子どもの為に、美容整形費用を捻出してくれる家庭も増えているようだ。

外見が美しいことでコンプレックス解消による精神的安定だけでなく、社会生活や就職に有利という考え方もあるかもしれない。


学生の時に優しい両親に守られていたとしても、社会人となれば厳しい資本主義社会に放り出される。

「毒親、親ガチャ」という言葉も増えているが箱入り娘が幸せであるかと言えば、必ずしもそうではないかもしれない。


厳しい環境の最底辺に揉まれて絶望を何度も経験していれば、最下位の次を目指そうと思えるかもしれない。

外見至上主義だけではなく「人間関係、学業、仕事、ビジネス、恋人探し、結婚、健康維持、老化」など、私達人間は生きている限り厳しい環境で闘っている。

自死を選択したい「メンヘラ」という言葉が日常的になっている時代に、死について考える人は多いかもしれない。

1988年に発売されたドラゴンクエストⅢのHD-2Dリメイクが昭和99年11月14日に発売される。


ドラゴンクエストを取り入れた「ダイの大冒険」という漫画が、2020年にリメイクされてアニメーション放送された。

もう一人の勇者である大魔導士の母は死を考えて泣き出した幼少期の子どもに、「人は誰でも死ぬ、だから皆が一緒懸命に生きるのだ」と諭した。

疲れた時代に漫画でマキマのように「ママ」を意味するキャラクターが、少年ジャンプコミックスには多数出ているのは母性に包まれて休みたいのかもしれない。

残念ながら私達もあなたも、急がなくてもいつか必ず死を迎える日が来る。

煩悩や三大欲求を持った人間として生まれることは、生きる為に必要な機能であるからだ。

個人因子と環境因子が千差万別の社会に放り出されて、「身体、精神、認知」のバランスを整えて必死に生きるから人間は閃光のように眩しいのではないかと思う。

最底辺の最下位現実に苦しんでいるなら、休息も取り入れながら必死に生きる工夫と自分に適した作業を模索することが大切となる。


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