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【新書】ケーキの切れない非行少年たち 宮口幸治 2019年
教員である私にとって、本書は
「子どもの将来まで考えているか??」と
突きつけられる内容であった。
児童精神科医として精神科病院や医療少年院に勤務した著者、宮口さんは「褒める教育だけでは問題は解決しない」と警鐘を鳴らしている。
教育現場でよく取り上げられる「この子は自尊感情が低い」というフレーズ。
そこに続くのは、だから問題を起こしてしまう。よって、自尊感情を高めなければならない。
そのため、
【教育】『自立論』赤坂真ニ
赤坂真二先生の隠れた名著、『自立論』
初めてこの本に出会った時は衝撃を受けた。大学の図書館。
「勇気づけのバイブルだ!」と感動したなあ。
社会人になって4年が経った。(現在は6年)
大学時代は勇気づけの「方法」に目がいっていたことがわかる。
今は「在り方」に目が行く。
宿題をやっていて「こんな問題分かんない!」と声を荒げたら、「一生懸命やったから、腹も立つよね」と言ってやりたい。
【教育】『一斉指導10の原理100の原則』堀裕嗣
授業づくりには教師の仕事のすべてが凝縮されている
冒頭の一文で背筋が伸びた。
時代の主流となっている「協同学習」や「ファシリテーション」。
それらを機能させるためには、子供たちを納得させたり捌いたりする手法を身に着けなければならない。まさに、その通りだ。一斉授業の中で、ヒドゥンが生まれている。子どもが「教師を見る」大部分は一斉指導場面だ。この一斉指導を上手く成立させなければ、すべての教育活
【教育】『学びの責任は誰にあるのか-責任の移行モデルで授業が変わる-』
尊敬する岩瀬直樹先生が勧めていた本。読まないわけにはいかない。
久しぶりにノートへ読書記録をとりました。
あくまでも僕の主観に基づいた記録です。
詳しく見ていたらもっともっと細かくなるのだけれども、そこは本を読み返して学ぶことにする。
本書では、「責任移行モデル」について、ケータイの例を取り上げて分かりやすく説明してくれている。ざっくりと言うと、こんな感じ。
1、焦点を絞った指導
店