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【銭湯経営】好きなことをしたいなら、他人の目を気にするな!

友人がこれから銭湯経営に移行していく中で
会社を辞める決断をしかねていた。

話を聞くと『アルバイト』という雇用形態
銭湯で働くことに対して家族など周りの目を
気にし、会社を辞めるべきかどうか迷っていた。


はじめから説明すると、
僕らは銭湯経営をすることにおいて
最初のうちはアルバイトというカタチで
銭湯にお世話になることになった。

オーナーさんの持つ銭湯もひとつの「資産」だ。
経験も何もない僕らが
オーナーさんの資産を買い取り、
莫大な借金を背負うのはあまりにリスキーすぎる。

そこで、あくまで最初は『アルバイト』
として働き、実際は施策や集客の面ふくめ、
いろいろなことにも参加させてもらえることになった。

僕らにとっては1番都合の良い方法だ。
最初のうちはリスクのみを避けて
経験を積むことができる!


友人は言った。

会社を辞めて銭湯で働く以上、
会社の上司や大学までだしてもらった家族に
対してアルバイトでは示しがつかない、と。

当初は銭湯で働くことが本格化する4月に合わせて
会社を辞めて、それに合わせて新たな僕らの会社を設立する予定だった。


会社さえ設立できれば、
「代表」という肩書きがつくので、
それが周りを納得させるうえで
どうしても必要だと言う。

彼は、周りの目を気にするあまり、
「肩書き」
に固執してしまっていた。

しかし、進行状況をみても
とても会社を立ち上げてビジネスを
はじめられるような状態ではない。

ここで友人の個人的な都合に合わせて、
みんなを巻き込むことは事業失敗の原因
なりかねない。


では、
なぜアルバイトではダメなんだろうか?


アルバイトは肩書きでしかない。

でも僕らの本当の目的は、
「銭湯の再建」であり
「理想の銭湯」をつくることだ。

ここの目的に対する肩書きは
アルバイトだろうが、正社員だろうが、
店長だろうが、社長だろうが
何でもいいということを忘れてはいけない。

本質を見失ったチームは崩壊へと進む。

本当に心から銭湯を救いたいと思い、
その熱意を伝えたのであれば、
肩書きなんぞに拘らなくても
親や上司は納得してくれるはずだと彼には伝えた。

すると、他のメンバーから

「好きなことをするっていうのは周りの目を
 気にしていたのではできなくないですか?」

という声があがった。
これは核心をついた一言だった。

2年前大学を卒業したのちに、
フリーターとしての道を決断した
当時の自分を思い出した。

今となってはフリーターでいることに慣れたが、
当時の自分も親のことを考えていたのなら、
大学を出ておいて、フリーターの道に進むなんて
発想にはならなかった。

好きなことをすると決めた時点で
それはもう自分の身勝手なことなのだ。


友人がこれからを不安に思う気持ちも分かる。

来月からの家賃はどうするのか?
はたして食べていくことはできるだろうか?

不安はあげ出したらキリがない。

でも、そのリスクさえも背負わずに
事業を成功させたいというのもまた甘い話だ。


結果的に
友人は会社を今月いっぱいできっぱり辞めて、
銭湯経営に専念する道を選んだ。

もちろん今は「アルバイト」として。

しかし、僕らがここでは終わらせない
常に心のどこかでうちなる炎を燃やし続ければ
きっと近い将来、道は開けてくると信じている😁



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