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日本語コラム:「投稿」に負けないために
最初の「意味」からきちんと書いておきますね。「投稿」というのは自分の原稿を「えいやっ」と投げることです。全く知らない人、新聞をやっている有名な歌人、うたの日、どこでも構いませんが、「いきなり原稿を投げる」のが投稿の本来の意味です。
もちろん、自分の作品に自信があって、「今日はうたの日」「今日は新聞歌壇」っていうふうに意志を持って投げられるようになるのは全く構いません。
しかしほとんどの初心者の方が、「投稿を募集」していると、ここでやってる、ここでやってる、と、あちこちに作品を簡単に投げてしまいます。
「うたの日」なんかは顕著ですけど、歌会と称しているのに、どこに投稿してもほとんど「評」がもらえません。ちょっと惜しかったのか、それとも大きくズレていたのか、それすらもわからず「たくさん出せ」「たくさん出せ」ということになりますし、一度出すとどうしても結果が気になりますよね。
短歌というジャンルは、なにかを「気にしたり」「そこに気が向く」ように作っても大概うまくいかないんだと思います。
たまに投稿して採用されても、たぶん人によって基準がばらばらな「投稿欄」で、明日も採用されるという保証は全くないです。
でもなぜか多くの方が気になって投稿してしまう。
僕から見るとそれは、「投稿」という行為によって、自分の作品を粗末にしているだけのように思います。
短歌で一番大切なのは、なによりも作品と作品をつくる作者の「心」です。「みんながやっているから」ではなく、「自分の心をまもる」ために趣味としての短歌があるので、ぜひ「投稿の誘惑には負けないように」したほうがいいと思います。
何人かの方と面談をして「やっぱり」と思いましたが、みんな安易に選(セレクション)や評のない歌会に流れ過ぎだと思います。
自分のこころを大切にして、誘惑に負けないように短歌をやること。
それこそが自分の作品を守ることに繋がりますし、趣味としてのご自身の豊かな広がり、ゆくゆくは自分の作品の上達につながると思います。
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もちろん投稿を募集することが悪いと言っているのではありません。
ただ、現代は投稿募集というかセレクションだけしてその後の作者には責任を持たないような風潮が多くなりすぎているように思います。
選と評はどこのジャンルでも適切なバランスで機能していないと、どっかでこぼれてしまう人がでてくると思います。無理に選者に合わせる必要はないです。枡野浩一からスタートして文語旧仮名で歌集をだした歌人もここにいますしね。
とにかく「自分の作品を大事にしてください」「自分の感性を大事にしてください」。作者から最良の感性を多くの人に伝わるように引き出すのが僕の仕事です。
作品を一番輝かせるのは、選者ではなくて作者である「あなた」しかいません。
そういう前提なしに、安易に選に走っている傾向をぼくは全く信頼しませんし、そういう「評に制約のある」選の仕事をぼくは一切引き受ける気がないです。きたものはむしろ全部「評」する、くらいの覚悟で臨んでおります。
ということで、この講座は「選」をすることは一切ありません。全部「評」をしてこうしたほうがいいのでは、どういう意図ですか、って聞いたり提案します。
作品は作者のものですが、一切自作についてコメントしちゃだめなんてルールも、ぼくは大反対なので設けてません。もしかしたらあなたの発見、誰よりも輝いているかもしれませんよ!
こうしたいんですけど! というお悩みも歓迎ですー!!
11月23日(土)からは「ちょっと歌見てください掲示板」で、「会員外の方」の自由投稿も受け付けます。「N短だめでしたなんで?」とか、「うたの日ドンマイでしたなんで?」 みたいな悩みも、全然オーケーです。
口語文語新かな旧かな何でも持ってきてください。ぼくが作者に合わせて、同じ目線で最良の作品になるように一緒に悩んで考えます。それがぼくの芸なので、ぜひ、体験されてみてくださいね。
ということで、投稿掲示板をブックマークに入れて、11月23日(土)の無料体験をお待ち下さいませ。
どうぞよろしくお願いいたします!!
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また、相性がよくて、一から短歌が勉強できるかもと思った方は、ぜひ正会員または準会員への入会をご検討下さい。
講座では、「最新の短歌の理論」を「難しい言葉をほとんど使わずに」日本語の「和語」で説明します!! 多くの人に日本語が附に落ちた、わかった、という体験をしてもらいたいと思っています。
正会員の方には
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